星のツケ二段 最新戦術

【星のツケ二段】全局的な構想で圧倒!バランス重視のツケ二段対策

黒番は芈昱廷九段、白番は卞相壹九段。
黒1、3は現代主流の打ち方です。
まず、実現したい白の構想は2つあります。

布石の目標

  • 左辺の白陣を固めたい
  • 下辺に模様を築かせない

欲張りな目標に思えますが、この局面では実現可能です
どう打てば、目標を達成できるのか、見ていきます。

実戦図 「敵陣突破!外周重視のバランス戦法」

白1、3は外周重視の手法。
黒4以下と地を稼がれる代わりに、白9と下辺の模様化を防げます。

黒10に、白11とコスミで受けるのは覚えたいポイント。
黒12と動くなら、白13以下で下辺と左辺を守れます。

黒22はAの切りを狙いつつ、右下を守る意図。
ただ、白23と先手で補強した後、白25以下と攻めながら、左辺を固められます。
「左辺の白地化」と「下辺の模様防止」を実現し、白悪くない展開です。

参考図1 「頑張る必要はない!守り重視の対応」

黒2には、白3以下と守り重視で受けるところ。
下辺の白を補強できたので、一方的に黒を攻められます。
また、下辺の黒は幅が狭く、固めても問題ありません。

参考図2 「知っておきたい!オシが消えた理由」

白1のオシは、ほとんど打たれません。
理由は、黒2以下で黒良しへ収束するからです。

白7には、黒8から12と受けます。
白13で黒3子の動きを封じられても、A~Cが利くので黒満足なワカレ。
黒14以下で主導権を握れるのも大きく、左下の定石は姿を消しました。

参考図3 「無難な受けの悩み-広すぎる模様」

白1以下は、自然な石運びに見えます。
そんな進行でも、白は考慮しなければならない悩みを抱えています。

一例は、黒8の打ち込みです。
白9以下と強く攻めるのは、左上が孤立して力関係が黒へ傾きます。
この問題があり「単に左辺を占めれば良い」という訳ではありません。

まとめ 「厚い構想を描く手法-試される布石力」

白1、3を一言で言い表すなら「辺を重視した打ち方」です。
この局面では、長所が十分に活かせるので、有力と言えます。
ただ、隅の地を与える代価を払うため、「構想力」が求められる手法です。

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