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【星のスソガカリ攻防】1手の差で変わる、効率的な石運び

黒番は童夢成八段、白番は芈昱廷九段。
白1のワリ込みは、サバキの手筋の1つ。
黒Aなら白B以下と上辺を固めて、白成功です。

 

ワリ込みの特徴

  • 先手で整形できる
  • 改善された従来手法

 

「進化し続ける手法の洗練」

 

現代では、定石に限らず、細かいテクニックも改善されています。
より洗練された知識を得ることで、相手との差をつけることも可能です。
読みの力も重要である一方、現代戦では情報力も求められます。

 

 

実戦図 「たった1手で変わる現代手法」

黒1と反撃するのは、当然の一手。
白2以下と進んだ後に、どう収束するかがポイントです。

白12のコスミが、覚えておきたい構え方です。
黒13と受ける相場となり、白は先手で大場に走れます。
手番が回ってくるのが大きく、この決め方が主流になりました。

 

参考図1 「シボリで形を崩す」

黒1と手抜きすることは可能です。
ただ、白2以下と形を崩しながら、上辺を厚くして白十分なワカレ。
後に、白Aと封じ込める狙いもあり、黒は避けるべき変化と言えます。

 

参考図2 「従来の決め方は『足が遅い』」

白1以下と形を決めるのが、従来の打ち方でした。
ただ、黒への狙いがない上に、AやBの傷残りで白イマイチです。

 

参考図3 「場合の手段『隅への転身』」

白1と隅で生きる変化もあります。
ただ、黒AやBが利くので、見た目以上に厚く、大抵は白が悪くなります。

 

参考図4 「白の意図する進行」

黒2と穏やかに受けるなら、白3以下と上辺を固めます。
右上の黒地を削りつつ、地を稼げるので白満足です。

 

まとめ 「新しい整形手法の狙いは『手番を得ること』」

白3は「先手を奪いやすい自陣整備の好手」です。
次に白Aとシボられるのが痛く、多くの場合は先手を取れます。
従来の手法は後手になるので、新手法に切り替えた方が良いでしょう。

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