上達講座 実戦手筋

【上手の技】攻め切るのが難しい、捨て石防御策

黒1に手抜きして、白2など大場に走るのが上手の得意技です。
黒3が急所に見えて、白は捨て石の防御策を用意してかわします。
今回は白の用意した策は何か、黒はどう対処すべきか、まとめました!

 

 

正解図「捨て石でかわす、ツキアタリ手法」

白1のツキアタリが用意された手法。
黒Aに対して、どう応じるかがポイントです。

黒2には、白3から5と受けます。
黒6で収拾つかない格好に見えますが――、

白7と黒8を決めた後、白9と2子にして捨てるのが好手。
黒10には、白11と封鎖するのが一連の狙いです。

黒12で白4子は取られます。
ただ、白13以下で用意した局面へ導くことができます。

黒16以下と取られても、白21の打ち込みで取り戻せます。
白は外側を厚くしながら、Aの利きを横目に下辺を追求できるのが自慢です。

 

参考図1「味が残る追求手段」

黒2、4と外側に傷を残すも1案です。
この進行でも、白5のシボリが決まりますが――、

黒6以下と白4子を取った時、Aの断点を残せるのが黒の主張。
当然、白もこの傷を放置する訳にいきません。

白11と守るぐらいで、黒12と右下を手を戻せます。
ただ、白13に黒14と堅陣を敷いた後、左下に手が残る欠点があります。

タイミングを見て、白15以下とセキにする手段が残ります。
黒は取られる訳でないですが、気持ちの悪い進行と言えます。

 

参考図2「オススメの対策」

そこで、黒2以下と連絡するのがオススメです。
全ての白が繋がりますが――、

白5に黒6以下と右下を固めながら、下辺の白全体の攻めを見ます。
例えば、左辺を広げる場合、黒A以下が有力です。

 

参考図3「プレス作戦」

黒1以下と押さえつけるのも、候補に入れた手段。
中央を厚くしながら、下辺の攻めを睨めるのが黒の長所です。

白6と大場に走るなら、黒7以下の手段が残ります。
この狙いがあり、下辺の白が強い石でないのが泣き所。

 

参考図4「荒らしの常套手段」

蛇足ですが、白1と抵抗された場合も見ていきます。
この場合、黒2が白陣を裂く好手です。

白3と受けるなら、黒4以下で脱出できます。
この呼吸は、いろいろな局面で使える手筋です。

白7以下と強引に切られても、黒12で白を取れます。
一連の流れは、荒らしの常套手段で知っておきたいところ。

 

まとめ「ツキアタリの特徴と対応策の把握」

白1は「黒A以下の捨て石を見た受け方」です。
シボリを全て受けると、白を必要以上に固めてしまいます。
対策のポイントは「白への攻めを残し、自陣を固める」ことです。

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