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【捨て石の発想】相手の思惑崩す、3手のカウンター

黒番は超然囲棋(AI)、白番は韓一州八段。
白1は左下を起点に、中央の黒模様を削る意図です。
ただ、黒は3手の返し技で、逆に模様拡大を加速していきます。

 

 

実戦図 「常に反発を考えたい」

黒1と白2を交換した後、黒3が鋭い返し技。
白Aの切りで、黒の薄さが気になりますが――、

白4に、黒5以下と封鎖するのが好判断。
下辺の薄さより、中央を大事にするのが本局の急所です。

白10、12と下辺を飲まれる代償に、黒13から15と厚くして黒十分。
白16にも受けず、黒17以下と模様を広げれば、黒好調な展開です。
捨て石を活用して、中央をまとめる好局でした。

 

参考図1 「シノギの手掛かり」

黒1以下と受けるのは、白6など左下の黒に迫られます。
続いて、黒Aは白B以下と下辺に戦線を拡大されて、黒忙しい局面です。

 

参考図2 「攻めがつながる」

白1と準備をして、白5と整形するのはどうか。
この場合は、黒6以下と受けられ、白全体を攻められる展開にされます。
下辺がまとまるだけでなく、右上の黒模様が育つ可能性もあり、白悩ましいです。

 

まとめ 「局面を打開する、捨て石の発想」

黒1、3は「下辺を捨て石に、模様をまとめる好手順」です。
実戦で表れやすい戦型で、選択肢の1つとして知っておきたい。
「捨てる発想」を持つことで、局面を見る景色が大きく変わります。

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