流行形研究

【現代の新常識】今すぐ変えてほしい、星の構え方

黒1と構えるのが、現代の常套手段です。
昔は隙の多い構えだと考えられ「悪い構え方」と考えられてました。
しかし、現代では「推奨される手法」であり、評価が逆転しています。

 

この記事を読むメリット

・1路広く構えられる手法がわかる

・三々入りへの対策がわかる

 

次々に戦術が進化し、昔の面影が消えています。
読みなどの基礎力に加え、情報収集力や深い研究も勝敗に影響を与えます。
碁界においても「情報が武器になる」時代が訪れているようです。

 

 

想定図 「三々入りの仕留め方」

白1の三々入りに、黒2と受けるのが好手。
部分的に、白の生きがない形になります。

白3以下が厄介な抵抗。
これに対し、黒8と傷を守るのがオススメです。

白9に黒10と受けて、隅の眼を奪うのがポイント。
白は外への脱出さえ防げれば、仕留められます。

白15に、黒16と封鎖するのが好手。
白17以下の抵抗に、黒20が最後の決め手です。
白Aが利かない形にすることで、左下の白を丸呑みできます。

 

参考図1 「切りが入る場合の取り方」

白1には、黒2と取りにいくの実戦的な正解です。
白3以下と追求されても、黒6と構えれば支えられます。

当然、白7以下と外周の傷を突いてきます。
この瞬間、黒12と守るのが白の抵抗を封じる好手です。

白13には、黒14から16と取りにいきます。
白17と動かれても、黒18以下で全てを支えられるので黒成功です。
白Aには、黒B以下で下辺は取られません。

 

参考図2 「コスミツケへの対策」

白1には、黒2以下が最強の攻め方です。
白5と抵抗されても、黒6で味よく取り切れます。

 

参考図3 「実戦で通じない攻め方」

詰碁では、黒2も正解になる場合があります。
ただ、白3以下でAとBを見合いにされて、隅の白が生きてしまいます。
前図は、本図の進行を避けるための攻め方です。

 

参考図4 「推奨できない攻め方」

黒2と受けるのは、白3以下と傷を突かれます。
味が相当悪くなるので、オススメしません。

 

参考図5 「相場のワカレ」

白は部分的な生きがないので、白1と転身を目指します。
黒も強く反発せず、黒2から4と受けるのが相場です。
隅の地が大きく、黒に不満はありません。

 

参考図6 「取りにいけない理由①」

前図で、黒2と取りにいくのはオススメしません。
白3以下で黒の負担が重いコウになるからです。

 

参考図7 「取りにいけない理由②」

黒4と取りにいくのは、白5以下と粘られます。
部分的には、白を取れる形ですが――、

黒8以下の攻めには、白13から15と脱出できるので白成功。
2つの理由があり、取りにいくのはほぼ成功しません。

 

まとめ 「新時代の常識『両ゲイマシマリ』の推奨」

黒1が「旧戦術を改良した新しい構え方」です。
以前は黒Aと堅く構えなければならず、スピード感が皆無でした。
1路でも広く構えれば、下辺の戦いでも有利になりやすいのでオススメです。

-流行形研究

© 2020 okaoの囲碁研究所