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【菫のオロチャレンジ・第1弾③】世界の壁を示した金六段、3連勝

7月11日に韓国のサイバーオロ企画「菫のオロチャレンジ」の第3局が行われました。
本局は、韓国の金彩瑛六段が世界トップの強さを示し、仲邑菫初段を圧倒しました。来週の第2弾は、徐能旭九段が登場します。(参照元はこちら

 

出場棋士 日程 結果
第1弾:金彩瑛六段 第1局:7月10日(金) 金六段、黒中押し勝ち
第2局:7月11日(土) 金六段、白7目半勝ち
第3局:7月11日(土) 金六段、黒中押し勝ち
第2弾:徐能旭九段 第1局:7月17日(金)
第2局:7月18日(土)
第3局:7月18日(土)
第3弾:徐奉洙九段 第1局:7月24日(金)
第2局:7月25日(土)
第3局:7月25日(土)
第4弾:鄭有珍初段 第1局:7月31日(金)
第2局:8月1日(土)
第3局:8月1日(土)

※第3局は、第2局終了後に休憩を挟み、同日に行われる予定。

第3局:Lizzieの解析結果(囲碁AI・KataGo20b)

黒番の金六段が、巧みに仲邑初段の力を封じている印象を受けました。
「堅実に打ち進め、僅かな隙を決める」タイプの相手が苦手なのかもしれません。
全体を通して、勝ちが見える場面がなく完封されたようです。

 

それでは、第3局をハイライトで振り返ります。

 

 

【ハイライト1:中盤】 踏み込み不足の消し

黒番が金彩瑛六段、白番が仲邑菫初段。
白1、3の消しは、常套手段の1つです。
ただ、黒4以下で右下が大きく固まるので、工夫が必要でした。

 

参考図1 「強気な押さえ込みの構想」

黒2には、白3と押さえ込みたいです。
白11まで、Aと荒らす余地が残り、右辺が確定地でないのが白の自慢。

 

【ハイライト2:中盤】 金六段の磐石な決め手

黒1、3がうまい技でした。
白4と逃げても、黒5でAとBが見合いで、白が窮します。

白6、8と右辺の攻めに転じるも、黒9と脱出されて戦果が見込めません。
この損失が響き、仲邑初段が圧倒される結果となりました。

 

参考図2 「変化の余地がない理由」

白2と助けるのは、黒3以下で右辺が全て黒地です。
仲邑初段は、右辺の攻防で誤算があったのかもしれません。

 

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