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【菫のオロチャレンジ・第3弾①】強打一閃!徐九段の1手で風向き変わる

7月24日に韓国のサイバーオロ企画「菫のオロチャレンジ」第1局が行われました。
第3弾は、67歳のベテラン棋士・徐奉洙九段。2019年三星火災杯本戦16強入りなど、第1線で活躍しています。初戦は仲邑初段が得意と力勝負で、徐九段が快勝しました。(参照元はこちら

 

出場棋士 日程 結果
第1弾:金彩瑛六段 第1局:7月10日(金) 金六段、黒中押し勝ち
第2局:7月11日(土) 金六段、白7目半勝ち
第3局:7月11日(土) 金六段、黒中押し勝ち
第2弾:徐能旭九段 第1局:7月17日(金) 徐九段、黒中押し勝ち
第2局:7月18日(土) 仲邑初段、黒3目半勝ち
第3局:7月18日(土) 徐九段、白中押し勝ち
第3弾:徐奉洙九段 第1局:7月24日(金) 徐九段、黒中押し勝ち
第2局:7月25日(土)
第3局:7月25日(土)
第4弾:鄭有珍初段 第1局:7月31日(金)
第2局:8月1日(土)
第3局:8月1日(土)

※第3局は、第2局終了後に休憩を挟み、同日に行われる予定。

 

第1局・Lizzieの解析結果(囲碁AI・minigo)

 

徐九段のゴリゴリした1手で、一気に支配されました。
「力技で不利な戦況を覆した」そんな内容になっています。次局以降、仲邑初段はパワー100%の技をどう迎え撃つのか、見所になります。

 

それでは、第1局のハイライトを見ていきましょう。

 

 

【ハイライト1:中盤】 全てを打ち壊すパワープレー

黒番が徐奉洙九段、白番が仲邑菫初段。
白1と左上の黒を攻めて、白好調に見えました。
しかし、黒4以下と強引に分断するのを境に、流れが一変します。

白7とかわすも、黒8以下と先手で補強され、黒12に先着されたのが激痛でした。
黒A以下のコウを睨まれ、黒有利な戦いに転じます。

 

参考図1 「振り切れないコウ争い」

白1、3と包囲するのは、黒4とコウを仕掛けられます。
黒Aのコウ材があり、複雑な戦いへ誘われます。

 

【ハイライト2:終盤】 一瞬の隙を突かれる

白1と利かそうとした瞬間、黒2以下が機敏な守りでした。
続いて、白Aと守るのは、黒Bと連絡されて上辺が大きく削られます。

実戦は白5と反発するも、黒6以下と白陣を突破して黒優勢です。
たった1手のミスが致命打になりました。

 

参考図2 「最大限に実利を稼ぐ」

単に、白1と切るべきでした。
黒2以下と連絡されそうですがーー、

白11から19を決めた後、白21の切りが成立します。
Aの狙いがあり、中央の白は取られる心配がなく、▲を飲み込めます。
これなら、互角に近い形勢だったようです。

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