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【最適な定石選択】2つの条件で選ぶ、ツケのサバキ手法

黒番は林家凱初段、白番は絶芸(AI)の2子局。
白3のツケが、現局面では適切な定石選択でした。
ポイントは「上辺に大きな黒地ができない」「黒模様を制限したい」ことです。

 

 

実戦図 「厚みの無力化と模様の制限」

黒1に白2と整形するのが常套手段。
部分的には、黒3以下と厚みを築く相場です。
ただ、上辺の白は見た目以上に強く、現局面では厚みが活きません。

黒7に白8以下と右辺に進出して、黒地を荒らせたのが大きいです。
黒17の追求にも、絶芸は巧みに整形します。

白18のツケが好手です。
黒19以下と厚みを築くも、白に弱い石がなく、中央の模様をまとめるのが難しい。
守りと実利先行を合わせた、現代的な石運びで絶芸が圧倒しました。

 

参考図1 「攻めがつながらない」

黒2と受けるのは、白3以下と整形されます。
AやBと根拠を求める手段があり、攻めが続きません。

 

参考図2 「耐久力の高い形」

黒2と受けるのは、避けたい変化の1つ。
右上は高い耐久力があり、白5など反撃されやすいです。

黒6、8と連打されても、白9と粘れるのが自慢です。
黒Aは白Bでコウになるので、白はフリカワリを目指して十分。
右下を孤立させた白の戦果が大きく、黒不満です。

 

参考図3 「活路見い出せない、ツケ二段手法」

部分的に、白1から3が最も打たれる手法。
ただ、2子局という不利な状況下では、工夫不足になります。

黒4以下と簡明に収束されます。
白は隅を荒らせても、右辺に黒模様が広げられてイマイチです。

 

まとめ 「選択肢の1つに入れたい、サバキ手法」

白1、3は「相手の選択肢を限定させ、地を稼ぐ手法」です。
上辺に対して、厚みを築かれても構わない時、有力に働きやすいです。
主流のツケ二段手法が、必ずしも良いとは限らない良い例でした。

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