古碁の学ぶ次の一手 本因坊道策

【本因坊道策の次の一手⑨】常軌逸するシノギの神技

黒番は春知、白番は本因坊道策。
黒1と広げた瞬間、白2から4と凄まじい踏み込み。
徹底的に形の不備を突く、道策の神髄が光った有名な局面です。

 

 

正解図 「徹底的な追求でノックアウト」

実戦は、黒1以下と穏やかに受けます。
これでヨセ勝負になると思った時、白6とさらに踏み込む道策の力技が炸裂します。

黒7、9と大きく取りにいく進行を選択。
黒は少しでも緩めると、左上の損失が大きく、地の差が決定的になるからです。

白18に、黒19と連絡するのは必至の取り掛け。
しかし、白32が決め手となり、白のシノギが確定しました。

黒33、35と上辺を守りながら、追求します。
ただ、白36以下でAが利いているので、白生きています。
道策の力技が炸裂した、指折りの好局になります。

 

参考図1 「大ヨセが先手に」

黒2、4と隅を取り切れます。
ただし、白の本命は、白5の大ヨセを先手にすることです。

黒6には、白7以下のヨセが先手で決まるのが気持ち良いです。
白13の好点を占めて、白有望な局面になります。

 

参考図2 「見合いのヨセ」

黒2と受けるなら、白3以下がうまいヨセです。
AとBを見合いにして、深く踏み込めるのが白の自慢。

黒8には、白9以下が先手で決まります。
白13と黒1子を飲み込んで、白成功です。

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