古碁の学ぶ次の一手 本因坊道策

【本因坊道策の次の一手④】シノギの真骨頂

黒番は算哲、白番は本因坊道策。
白は「左辺の模様拡大」と「上辺の黒陣を削る」必要がある局面。
困難な目標に思える局面で、道策の力技が炸裂します。

 

正解図 「ギリギリで踏み込む、シノギの力技」

白1と黒2を交換して、白3と右上を動くのが道策らしい石運び。
ギリギリのタイミングで踏み込み、荒らしの効果を上げていきます。

黒4の追求には、白5以下が好手順。
Aの利きがあるため、白は取られない格好です。

黒12、14は、必至の取りかけです。
ただ、白15以下で脱出できるので、黒の攻めは不発に終わります。

黒18以下と追求を続けるも、白23と中央へ進出できます。
「黒陣を固めた上で、根こそぎ荒らす」これが道策の得意とする力技です。

 

参考図1 「シノギ形の確認」

黒2、4と封鎖するのは、白5で生きてしまいます。
続いて、黒Aは白B以下で二眼を作れます。

 

参考図2 「強撃への対策」

黒2と受けるのは、白3が手筋です。
白Aが利くので、黒はうまくいきません。

黒4、6と分断しても、白7以下で右下の黒を封鎖します。
黒Aには、白B以下で眼を奪えるので、上辺の白は取られません。

 

参考図3 「注意したい受け方」

白3と受けるのは、黒4で頓死します。
この手の筋は多く存在するため、実戦で警戒した攻め方です。

-古碁の学ぶ次の一手, 本因坊道策

© 2020 okaoの囲碁研究所