古碁の学ぶ次の一手 本因坊道策

【本因坊道策の次の一手⑭】形の急所を射抜く洞察力

黒番は知哲、白番は本因坊道策。
黒2に左辺をヒラく程度では、活路を見出せない局面。
道策は形の急所を射抜いた一着で、局面を打開していきます。

 

 

正解図 「的確に見抜く、急所のツケ切り」

白1、3が黒陣の隙を突いた好手。
黒Aは白B以下と厚くして、白悪くないワカレです。

黒4と手堅く受けるなら、白5以下と上辺を押さえ込みます。
上辺の黒が弱いので、守る必要がありますが――、

黒10に、白11以下と厚みを築きながら、下辺に模様を展開して白十分な展開。
形の急所を突き、一気に優勢を築いていく道策の鋭さが光った局面でした。

 

参考図1 「黒陣を切り裂く」

黒1と守るのは、白2以下と分断して白成功です。
左辺の白を、効率良く守れています。

 

参考図2 「勝機を見い出せない打ち方」

白1と守るのは、通常の発想です。
ただ、黒2以下と攻められて、下辺や右辺の模様を拡大できない局面になります。

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