定石ファイル

【俗筋ではない】現代スピードを支える、ツキアタリ手法

 

「俗筋は、好手に化ける」

 

以前まで、黒1以下に様々な手法が考えられました。
ただ、現代では白Aと受ける一手だと、強い人ほど感じます。
理由は「かつて非常識とされた手法があまりに有力」らです。

 

この記事を読むメリット

・現代定石が理解できる

・スピード重視の呼吸が掴める

・知識をアップデートできる

 

「昔の非常識が、今の常識になる」

数週間単位で、考え方や定石が進化しています。
同時に、AIの解析が進み、次々に定石が消えた事実もあります。
今回は、同じ手法を3つのテーマ図で検証しました。

 

 

パターン1 「理に適ったスピード戦略」

現代では、白1と受ける一手。
黒2に、白3以下と先手で大場に走るのが、画期的な手法です。

黒8以下と模様を広げても、白17から19で消されます。
厚みの働きが半減し、白の実利が活きる局面になっています。

 

ポイント

「手番重視の足早戦略」でスピード加速できる

 

参考図1 「軽快に要所を占める」

黒1、3は手厚い好点。
ただし、白4以下と走れるので、白十分です。
後に、白Aの狙いがあり、右辺が黒地でないのが泣き所。

 

参考図2 「一手差で景色が変わる」

白2は、従来の定石です。
ただ、黒3以下と大場に走られるので、工夫したいところ。
白Aと追求しても、黒B以下で戦えます。

 

参考図3 「先手の取り方も大切」

白1なら、先手を取れるので、白悪くないと感じるかもしれません。
右辺への侵出が、白Aなどの打ち込みしかなく、リスクを取る必要があります。

 

パターン2 「応用範囲の広い手法」

白1に、黒2以下と封鎖するのも、昔の定石手順。
この局面でも、白7以下と先手を取って、大場に走るのが有力です。

 

ポイント

部分的な優劣より、全局的展開を優先する

 

参考図4 「膨張し続ける模様」

白1、3と決めるのは、黒4以下と模様を拡大されます。
AやBと黒陣を広げる手を見られ、白容易ではないです。

 

パターン3 「傷残りが強みになる」

白1に、黒2から6と左辺の模様化を防ぎます。
白7以下と封鎖されても、AとBの傷を残しながら、地を稼げます。

 

ポイント

見た目以上に、白の動きを制限できます

 

参考図5 「動き制限の理由①ー地にならない土地」

白1には、黒2以下と上辺を制限します。
黒A以下の手段もあり、固めても惜しくないです。

 

参考図6 「動き制限の理由②ー厳しい追求」

白1と、カカリの方向を変えるのはどうか。
黒4以下が厳しい追求で、AやBを睨まれるのがツライです。

 

まとめ 「俗筋ではない!現実的な実利手法」

白1、3は「全局重視の実戦的な石運び」です。
3つの具体例からも、足早な長所が活きることがわかります。
「形で判断するのではなく、勝つための手段か」で評価する必要があります。

 

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