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【4線の地は固めてもいい】縦横無尽に立ち回る、5線の手法

黒番は呉侑珍七段、白番は金彩瑛六段。
白7と相手の出方を見るのが、代表的な現代手法です。
「4線で地を囲わせても良い」この発想が基軸となります。

 

5線の様子見の特徴

  • 自由自在に立ち回れる
  • 4線で地を囲わせても良い

 

「地を囲わせる損より、相手の作戦がわかる得が大きい」というのが原点です。
頭でわかっていても、4線で囲わせるのに抵抗感がある人は、少なくないはず。
そこで、5線の手法はどういったものか、簡潔にまとめました。

 

 

パターン1 「穏やかな展開は歓迎」

実戦は、黒1と穏やかに受けました。
ただ、白2以下と下辺を制限しながら、右辺に回って白不満なしです。

 

ポイント

相手の発展性を削ぎ、制空権を奪う

 

参考図1 「強烈な後続手段」

白2と高く打ち込むのが、有力な後続手段です。
黒3には、白4以下と厚みを築いて、白10と切り込みます。
シチョウが白良しなので、黒Aに白Bと受けられるのが自慢です。

 

参考図2 「冷静な受け方」

黒2には、白3でAとBを見れるので白十分です。
下辺を削る手段があり、白は焦る必要はありません。

 

パターン2 「反発へのサバキ方」

黒2と反発された時、白3と踏み込みます。
次に、白Aが厳しいので――、

黒4と備える相場です。
この瞬間、白5以下とサバキを目指すのがオススメ。
白Aが狙われていて、黒容易ではありません。

黒10には、白11以下と治まって白成功。
下辺を荒らしながら、外側に傷を残せたのが大きいです。

 

ポイント

下辺の安定を第1優先に整形する

 

参考図3 「コウを活用した整形術」

黒2と抵抗するなら、白3以下とコウに弾きます。
黒Aには白Bで白が戦えます。

黒6と抜くなら、白7以下とコウを活用して整形します。
白が薄い形に見えますが――、

黒14に、白15以下と整形できるので、白十分な戦果。
タイミングを見て、白Aを狙えるのも大きいです。

 

まとめ 「縦横無尽に立ち回る、5線の手法」

白1は「相手の出方を見て、先の打ち方を決める様子見」です。
黒Aの受け方さえ押さえれば、すぐに実戦で活用できます。
安定的な石運びを目指したい方は、挑戦してみてください。

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