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【黒番流行形の改良】模様対策を打ち破る、力技の布石構想

黒番は謝爾豪九段、白番は文敏鍾二段。
白1に、黒2以下と形を決めて、右辺に構えるのが流行形。
白Aが有力な対策と見られたものの、簡単ではないことがわかっています。

 

黒番流行形の特徴

  • 実利を先行できる布石
  • 力技で相手の意図を崩す

 

「適度な『適当さ』が大切」

 

昔も今の戦法を否定するのではなく、受け入れる「適当さ」が必要と考えています。
そこから「自分の武器を選ぶ」これで現代の碁とうまく付き合えます。
最善を求めすぎると、更新される情報に苦しむのでオススメしません。

 

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実戦図 「実利を稼ぎ、強引に荒らす力技」

白1は、模様対策で打たれる手法です。
ただ、黒2以下と強く反撃して、黒悪くないワカレになります。

白9以下と整形する場合になります。
黒は手番を奪えたので、黒16など下辺の白地化を防ぎます。
相手の出方を見て、AやBの決め方を選べるのが、黒の自慢です。

 

ポイント

シノギの力が要求される、力技の布石構想です

 

参考図1 「模様を拡大して成功」

白1は、堅実に下辺を囲う意図。
ただ、黒2以下と右辺を拡大できるので、黒十分な進行です。

 

参考図2 「消極的な実利策」

黒2以下と右辺を固めるのは、消極的です。
地を稼げるものの、下辺に立派な布陣を築かれて、黒不満です。

 

参考図3 「軽快な石運び」

黒1と受けるなら、白2以下と整形します。
右辺の打ち込みを狙いつつ、白Aと下辺に先着する手を見て、白十分です。

 

参考図4 「厚みに軍配」

白2以下と、右下を破るのも考えられる進行。
ただ、黒は厚い形を築きながら、白への攻めを見れるので、十分です。
多くの場合、黒の厚みが勝るので、問題ありません。

 

まとめ 「現代の模様対策を打破する力技」

黒2以下は「現代の模様対策を打破する手法」です。
シノギの力は要求される分、しっかり実利を稼げる長所を得られます。
この反発が成立するなら、黒番の流行形対策を考え直す必要がありそうです。

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