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【5線の手法】模様制限と自陣の守りを固める、一石二鳥の手法

黒番は柁嘉熹九段、白番は陳賢八段。
黒1の利かしは、応用範囲の広い有力な手法です。
「模様拡大を防げるだけでなく、守りに働く」一石二鳥の効果があります。

 

5線様子見の特徴

  • 模様を未然に防げる
  • 自身の守りに働く

 

この手法の長所は「利かし1本の効果が凄まじい」ところ。
その後の進行を見れば「なるほど」と感じる上に、シンプルで使いやすいです。
どんな意図が隠されているか、早速見ていきましょう。

 

 

実戦図 「カウンターの足早戦術」

白1と迫られた時、黒2以下と先手で補強します。
左辺の黒が強くなったので、黒10と反撃できるのが自慢です。

白11と受ける相場。
黒12以下と隅を荒らしながら、大場に走れるので黒有利な展開です。

 

ポイント

相手の追求に反撃できるのが、この手法の長所です

 

参考図1 「スピードが勝る展開」

白1と手堅く受けるなら、黒2と大場に走れます。
左辺を守りながら、実利を稼いで黒十分です。

 

参考図2 「石の調子で守れる」

白2と反発するなら、黒3以下で左辺を調子で守れます。
上辺の白陣も割れたので、黒有利なワカレです。

 

参考図3 「タイミングが肝心」

白2と迫られた時に、黒3は手遅れです。
白4で左辺と上辺の黒を睨まれて、黒苦しい戦いになります。

 

まとめ 「縦横無尽に立ち回る、5線の手法」

黒1は「模様の制限と、左辺を守る一石二鳥の効果」があります。
白Aと迫る効果が半減できた戦果は大きく、黒悪くない布石です。
使い方もわかりやすいので、使ってみてください!

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