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【現代の常套手段】石の効率を下げる!5線の肩ツキ手法

黒番は申旻埈九段、白番は楊鼎新九段。
黒1に、白2の肩ツキが現代の常套手段です。
「2間幅であれば、固めても構わない」発想が主流になっています。

 

肩ツキの特徴

  • 簡明で使いやすい
  • 2間幅は固めても惜しくない

 

「当時、4線に肩ツキは考えられなかった」

この手法は、AlphaGoと李世乭九段戦で表れました。
世界を驚かせた一手でしたが、今では誰でも使う手法です。
碁の考え方も大きく変わったので、知識の更新は必須になっています。

 

 

実戦図 「巧妙な手順でバランスを取る」

黒1、3と受けた瞬間、白4以下が巧妙なタイミング。
黒Aは白Bと利かされて、左辺に偏り過ぎな布陣となります。

実戦は、黒7以下と反発します。
ただ、白は左上で稼ぎながら、右辺に先着して、白十分な展開。
△が、左辺と上辺の黒陣拡大を防ぐ働きを有しています。

 

ポイント

肩ツキは、模様と実利のバランスを取れる手法です

 

参考図1 「足早な石運び」

黒1には、白2以下と大場に走ります。
黒は左辺に石が偏りすぎで、効率の悪い配石となっています。

 

参考図2 「大同小異、左辺に偏らせる」

黒2、4と変化しても、白5以下と形を決めて白十分。
黒は左辺に偏っているので、良い結果は望めません。

 

参考図3 「1本の利かしが大きい」

白1と黒2の交換を決めるのが、オススメです。
後に、黒Aと入られた時、白B以下で隅を確保できるからです。

 

まとめ 「相手の石を偏らせる実戦的な手法」

白1は「左辺を効率の悪い布陣に導く手法」です。
変化の余地がないので、黒も強く反撃できないのが泣き所。
相手に2間ビラキで構えられた時、使ってみてください!

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