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【第3回呉清源杯世界女子囲碁選手権・決勝②】決着は第3局へ

中国ルールの整地では、審判が整地を行い公平性を保つ

12月3日に中国で「第3回呉清源杯世界女子囲碁選手権」決勝三番勝負第2局が行われた。
中国の周泓余六段が於之瑩六段に白番3.25子勝ちし、決着は最終局へ持ち越しとなった。
なお、第3局は現地時間12時に行われる予定です。(こちらを参照)
以下に結果をまとめたので、参照ください。(左側が勝者)

 

【12月2日:決勝三番勝負第1局】
於之瑩六段(中)―△周泓余六段(中)

【12月3日:決勝三番勝負第2局】
周泓余六段(中)―△於之瑩六段(中)

 

両者の特徴は、新鋭の若手が集う中国の新人王戦で優勝経験があること。
男女の壁を超えた実力を有しており、今後も存在感を示す活躍が期待されます。
今年最後の世界戦は、どちらが優勝を果たすか、注目していきます。

 

 

ハイライト1 「進化し続ける定石」

黒番は於之瑩六段、白番は周泓余六段です。
左上の形は、小目の大ゲイマジマリ周辺で生まれる戦型です。
現代では、白1以下と押し切るのが主流で、シンプルな変化になっています。

 

参考図1 「数ヶ月前の定石」

一時前まで、白1と出方を見るのが主流でした。
本図は△の強い石が控えているため、白5と左辺に構えても白イマイチなワカレです。

 

ハイライト2 「取りかけの競り合い」

黒1は右辺への進出と、左上の白を狙う意図。
この瞬間、白2と左辺の黒に逆襲するのが好手で、黒は追い詰められます。

黒3に白4、6と取り掛けに向かいます。
黒7の両ノゾキが気になりますが――、

白8から16で封鎖して、左辺の黒に脈がない格好になりました。
この後、黒は外側の傷を突くも、打開できず白勝ちコースに入りました。

 

参考図2 「白優勢は変わらず」

黒1と左辺を守るのは堅実な一手。
ただ、白2と上辺の黒模様を消されて、黒劣勢に変わりありません。

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