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【第3回呉清源杯世界女子囲碁選手権・決勝①】於之瑩六段先勝

12月2日に中国で「第3回呉清源杯世界女子囲碁選手権」決勝三番勝負第1局が行われた。
中国の於之瑩六段が周泓余六段に勝利し、本棋戦初優勝まで後1勝に迫りました。
持ち時間は各2時間、1分の秒読み5回で行われました。(こちらを参照)
以下に結果をまとめたので、参照ください。(左側が勝者)

 

【12月2日:決勝三番勝負第1局】
於之瑩六段(中)―周泓余六段(中)

 

決勝戦は中国の「呉清源会館」で行われ、多くの関係者が注目の一戦に集いました。
1局目の内容は、於之瑩六段が僅かな優勢を保持し、盤石な勝利を掴みました。
タイトル獲得なるか、周泓余六段が巻き返せるか、第2局は明日に行われます。

 

 

ハイライト1 「明るい判断で優勢築く」

黒番は周泓余六段、白番は於之瑩六段です。
白1に黒2、4と追求をかわす動きを見せます。
いろいろな手段が考える中、白5と外周を厚くするのが明るい判断でした。

黒6に、白7以下で上辺と右辺の両方を広げて、白打ちやすい碁形です。
白が中央の主導権も握り、中盤で強く戦えるのも自慢です。

 

参考図1 「白模様が消える」

白1、3と根拠を狙うのは、黒4で安定されます。
中央へ進出されるため、白模様を築けず、黒の実利が活きる展開です。

 

ハイライト2 「力強い踏み込みで収束」

黒1に受けず、白2と中央の薄味を突いたのが好手。
▲を助け出すのが難しく、黒苦しい空中戦を強いられます。

黒3以下と中央を荒らしながら補強するも、白10から12が厳しい追求。
下辺を横目に、中央全体の黒を狙われ、黒収拾つかない姿に追い込まれます。

黒13、15と打ち回すも、白16以下で▲を大きく飲み込み、白勝勢となりました。
的確に隙を突いた、於之瑩六段の強さが際立ちました。

 

参考図2 「長期戦模様」

白1は黒2以下と中央を守られ、好機を逸します。
実戦進行は最短の勝ちコースを目指す、力強い石運びでした。

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