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【姿を消した定石】1つの打ち方で完了!小目の1間バサミ攻略ガイド

今回は「小目の1間バサミ」の定石を紹介します。
結論を言えば、黒3のツケが有力です。

 

記事を読むメリット

・小目の1間バサミを攻略できる

・押さえるべき変化は3パターン

 

1つの戦型を徹底的に分析しました。
実戦で打たれた時、本記事を見直してみてください。
攻略できるヒントが見つかるはずです!

 

パターン1「ハネ出し対策『厚みの封殺』」

白1とハネ出すなら、黒2以下で十分な戦果をあげられます。
白にA~Cと打たれた時、黒はどうすべきか、見てきましょう。

 

参考図1「全ての石を補強する」

白1から5と分断された場合、黒6と受けます。
Aが気になる抵抗ですがーー、

白7、9と隅を守るなら、黒8以下と整形します。
下辺の白3子が弱いので、黒は強い反撃にあいません。

白15には、黒16以下と下辺を守ります。
Aと押さえ込む好点や、Bと攻める狙いがあり、黒十分なワカレです。

 

補足図1「重厚な厚みを形成できる」

白2以下と形を決めるなら、黒は下辺を広げます。
左下の黒は非常に厚く、見た目以上に深い布陣となっています。

 

補足図2「例外的な定石選択」

黒1は例外的な選択です。
下辺の価値が低い時は有力ですが、本図は白陣が広いので、失敗です。

 

参考図2「味の良い厚みの形成」

白1には、黒2以下と外を厚くします。
白Aと手入れが必要で、黒Bと厚みを整備して、黒悪くないです。

 

補足図3「痛烈なカウンター」

白1などAのシチョウアタリした瞬間、黒2以下が痛烈。
序盤では、白からのコウ材がなく、黒が左下を制した結果となります。

 

補足図4「巧みな手順で厚み形成」

白1に、黒2と出方を利いて、黒4以下と厚みを築くのが好手順。
左下の白陣を徹底的に押さえ込んで、黒不満なしです。

 

補足図5「巧みな手順で厚み形成」

白2と変化しても、黒3以下で左辺側を厚くして、黒成功。
このパターンは、外周を厚くするのがポイントです。

 

参考図3「引き込んで厚くする発想」

白1は、穏やかな受け方。
これに対し、黒2以下と決めるのがオススメです。

白9に、黒10以下と厚くして、一段落。
白の実利も大きいですが、左辺の黒陣が深くなるので、互角のワカレです。

 

補足図6「従来の定石手順」

黒1、3と構えるのが、昔の打ち方です。
ただ、白4が下辺拡大と、Aの打ち込みを狙う好点になります。
黒5以下と守っても、白模様を大きくなり、黒不満です。

 

パターン2「積極的な安定術」

白1、3には、黒4以下と下辺を補強します。
後に、黒Aと左下の白に寄りつくのが、ポイントです。

白9に、黒10から12が厳しい追求。
白13と受けるぐらいで、黒14以下と左辺の先着して黒満足な進行です。

 

参考図1「反発には強く戦える」

白2、4と抵抗されても、黒5で有利な戦いになります。
白Aの傷が気になりますがーー、

白6、8の追求には、黒9以下で支えます。
Aと取りにいく狙いと、Bと下辺の攻めを見て、黒が戦えます。

 

参考図2「巧みな整形術」

白2には、黒3とカケるのが好手。
下辺を厚くして、Aなどを狙うのが黒の意図です。

白4に、黒5以下と整形します。
白の攻めをかわし、黒15などの大場に走って、黒十分です。

 

参考図3「スピード加速の軽快石運び」

白1と軽く打つ場合、黒2以下と追求します。
シチョウが黒良しの時に使える対抗策です。

白5に、黒6以下と先手で整形しながら、白地を削ります。
黒14など大場に走れるので、全局的にスピードを加速できます。

 

補足図7「シチョウの確認」

前図を打つ場合、白2に黒3以下でシチョウになります。
シチョウが白良しの場合、白Aと頑張られるのでご注意を。

 

パターン3「要所を占める足早手法」

数年前、白2が流行しました。
ただ、黒3以下で互角以上のワカレに収束します。

白6以下と左辺を補強する相場。
この時、黒13と反撃できるのが、黒の自慢です。

白14と逃げるなら、黒15から17と守るのが良い調子。
白18と封鎖されても、黒19以下と治まれば黒十分です。
Aなどの傷があり、白不満なワカレになります。

 

参考図1「弾力ある形の証明」

白1から7と追求されても、黒8以下が厳しいシノギです。
AとBが見合いで、白の攻めが切れます。

 

参考図2「穏やかな進行」

白2には、黒3以下と先手で補強し、大場へ走ります。
穏やかな進行で、互角に近いです。

 

補足図8「出切り対策ー正面対決で応戦」

白1には、黒2で耐えられます。
白3以下と動いても、黒9と封鎖して有利な戦いです。

白10以下と切られても、黒19で左下と下辺を支えられます。
白Aには、黒Bと根拠を確保して黒成功です。

 

まとめ「1間バサミは姿を消した」

白1の1間バサミは、黒2のツケで攻略できます。
広い局面で使えるため、姿を消しました。
現代は下記の打ち方が注目されています。

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