流行形研究

【小目の大ゲイマジマリ】覚えておきたい、利かしのカウンター

右下の形は、小目の大ゲイマジマリで生じる形です。
黒1はAの逃げ出しを見ているので、白2と守るところ。
その後、白4以下を早い段階で決めたい理由と、意外な返し技を紹介します。

 

この記事を読むメリット

・意表を突く手筋が身につく

・主流の決め方の罠がわかる

・ライバルに差をつけられる

 

今回の手法は「打たれてみれば当然」と感じる手法です。
1つの小技で戦況を変えられるので、選択肢の1つに入れたいところ。
まずは、テーマ図までの手順を見ていきましょう!

 

 

手順図 「現代を代表するツケ手法」

白1のツケが、現代主力の戦術です。
小目の大ゲイマジマリに構えると、ほとんどの場合打たれます。

今回は、黒2以下と反発した場合を見ていきます。
互いに利きがありますが、無難なワカレに収束します。

白7以下と調子で整形するのが手筋。
黒12で収拾つかない格好に見えますが――、

白13以下と下辺の進出を止めて、白悪くないワカレです。
テーマ図は、黒にシチョウアタリを打たれたため、白Aと守ります。

 

参考図1 「実戦例の多い対応策」

実戦例が多いのは、黒1から3と隅を固める進行です。
白12まで、互いに形を整えて、穏やかなワカレもになります。

 

パターン1 「白の狙いは『利かしのカウンター』」

黒1と隅を取るのが、従来の打ち方。
ただ、白AやBが利くため、右下の白は見た目以上に厚いのです。

黒5はAの逃げ出しを見た利かしです。
この瞬間、白6から8と切り返せるのが、白の自慢です。

黒9と逃げられても、白10以下で白有利な戦い。
白はAの断点を先手で守れているのが、大きなポイントです。

 

参考図2 「耐え難い荒らされ方」

前図を避けるため、黒2も考えられます。
しかし、白3以下の削られ方が大きく、黒は選びづらい進行です。

 

パターン2 「シチョウを逃げ出す新手法」

黒2と逃げ出すのが好手です。
白3と取られても、黒4でAとBを見合いにできます。

白5には、黒6以下と連絡して△を飲み込んで黒成功。
白Aは黒Bと大場に走れるのが、黒の自慢です。

 

参考図3 「黒の実利に軍配」

白2と進出を止めるなら、黒3で△を飲み込めます。
右下の白を取れるので、白の利かしが不発しています。

 

まとめ 「わかれば当然、逃げ出しの手筋」

黒1が「利かしを不発させるカウンター」です。
黒3で△を飲み込めるので、大きな実利を獲得できます。
知っていれば当然ですが、知らないと中々打てない手筋です。

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