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【小目のツケ引き定石】知っておきたい、定石後の現代手法

黒番は金康旻初段、白番は高星四段。
黒1、3を決めた後、Aと守らずに、黒5など地を稼ぐ打ち方があります。
今回は「黒に手抜きされた場合、白がどう打つべきか」見ていきます。

 

手抜き対策の特徴

  • 実利重視の受け方
  • 反撃には正面対決

 

「改良される基本定石」

 

現代では、基本定石が少しずつ改良されています。
特に、定石後の打ち方は、昔と大きく変わったものが多いです。
実戦で慌てないように、事前に準備しておきたいです。

 

 

実戦図 「実利重視のツケ引き定石」

白1、3と、下辺を止めるのが現代手法です。
黒Aなら、白B以下で隅を突破できます。

当然、黒4以下と包囲網を破ってきます。
ただ、白9まで、左辺と下辺を守れるので、白十分なワカレです。

黒10、12には、白13以下で支えられます。
黒18と左辺を攻められても、白19と脱出して白成功。
下辺を固めた戦果が大きいのが、白の自慢です。

 

ポイント

「下辺の進出を止めて、足早な展開にできる」これが長所です

 

参考図1 「動き出しへの対策」

黒2と逃げるのは、白3以下で飲み込めます。
黒Aが気になる抵抗ですが――、

黒12には、白13以下で支えられます。
黒はすぐに動くことができず、実戦はやむを得ない進行です。

 

参考図2 「敵陣突破で大戦果」

黒1、3と反撃するのは、白4以下で突破できます。
黒A以下の手段は残っても、黒陣を荒らした白の戦果が勝ります。

 

参考図3 「昔の定石が打たれない理由」

白1、3は、昔の打ち方です。
外を厚くできるものの、黒に左下を固めながら、大場に走られます。
白は地に甘いワカレになるため、あまり打たれなくなりました。

 

まとめ 「『地に甘い短所』が改善された後続手段」

白1、3は「黒地の拡大を防ぐ、下辺を広げる手法」です。
昔の打ち方よりも、地に辛いので主流となっています。
手抜きされた時に使える、現代の常套手段です。

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