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【小目の2間バサミ攻防】局地戦で押し切る!有力な急戦手法

黒番は申眞諝九段、白番は楊鼎新九段。
白1に、黒2以下と強襲するのが有力です。
小目の2間バサミを使いこなす上で、知っておきたい手段です。

 

強襲の特徴

  • 正しく受け切るのが難しい
  • 外を厚くできれば成功

 

1つのポイントを押さえれば、使いこなせます。
「相手は悩み、自分は楽する」構図を作り、流れを掴みましょう!

 

 

実戦図 「コウ絡みの極厚構想」

白1に、黒2以下と隅を守ります。
黒は、上辺の白に攻めの照準を合わせます。

白9に受けず、黒10と封鎖するのが好手。
白11で、隅の眼を奪われますが――、

黒12と白13を交換した後、黒16以下が攻め合い手筋。
白Aには、黒Bで見た目以上に手数が長いのです。

実戦は白19と大場に走り、黒20と手を戻します。
白Aと仕掛けても、黒有利な1手ヨセコウでほぼ白を取れています。
仮に、コウを白に頑張られても、外周が厚くなるので、黒十分です。

 

ポイント

コウ争いをコントロールし、有利な局面へ導く

 

参考図1 「黒有利な1手ヨセコウ」

すぐ、白2とダメを詰めても、黒3以下で黒有利な1手ヨセコウになります。
黒は1手分の余裕があり、大場に先着されて白失敗です。

 

参考図2 「コウ残りの借金」

白1以下と取りに行っても、黒A以下のコウが残ります。
白は取り切るまでに、手数がかかるため、白不満です。

 

参考図3 「要注意!安易な受け」

黒2と受けるのは、白3と脱出されるので注意です。
黒Aが厳しく見えますが――、

黒4には、白5以下で封鎖されてしまいます。
この図を避けるのは、必須です。

 

参考図4 「黒歓迎の競り合い」

それなら、白2と脱出するのはどうか。
黒3以下で黒有利な戦いになるので、問題ありません。

 

参考図5 「シチョウ関係なし!実利が大きい」

黒1に、白2以下とシチョウで取るのは工夫不足。
黒7まで、上辺の実利が大きく、白はこの図を選びづらいです。

 

まとめ 「隅の特性を活かしたシメツケ手法」

黒1、3とコウ含みの攻め合いに導くのが、ポイントです。
枝葉の変化も少なく、想定した進行になりやすいです。
有力な定石選択なので、ぜひお試しください。

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