三々定石 流行形研究

【三々定石の周辺】難解形攻略のカギは『捨て石の発想』

 

「三々定石が難しすぎる・・・」
「覚えることが多くて困っている」

 

お任せください!
相手の意図を正面から崩す方法があります。
結論から言えば「捨ててかわすのが有力です」

 

この記事を読むメリット

・三々定石の新戦術がわかる

・捨て石を考えるのがポイント

・軽くかわす打ち方が身につく

 

三々定石が難しいと感じる理由は「理解しづらい要素が多い」ことです。
そこで、複雑な要素を省き、実戦でも有力に働く打ち方を紹介します。

 

 

パターン1 「捨て石作戦で足早に展開」

黒1には、白2から12と一本道に突き進みます。
黒13と攻められた時、白14と厚みの効果を奪うのが簡明です。

黒14と白3子を制すなら、白17と右辺を割って白十分です。
右辺は、AやBと根拠を確保できるので、心配いりません。

 

ポイント

石を捨てることで「地を稼ぎながら、模様化を防ぐ」

 

参考図1 「攻めのかわし方」

黒1には、白2以下と懐を広げます。
右辺の白は、見た目以上に強い石となっています。

 

参考図2 「下辺の模様化対策」

黒1と広げるなら、白2以下と補強して、下辺を割ります。
AとBの手段を見て、厳しい攻めにあいません。

黒9には、白10以下と封鎖します。
黒の模様拡大を防げば、右上や左上の実利が活きてきます。

 

参考図3 「転身する発想」

前図で、黒2と変化された時、白3から7と補強を優先します。
黒8と手を入れても、白A以下の手段があり、焦る必要はありません。

 

パターン2 「約20目を捨てる、明るい構想」

黒2には、白3以下とほぼ1本道に収束します。
この先も長い手順ですが、変化の余地はほぼありません。

黒16には、白17と受けます。
黒18に白19以下と手数を伸ばして、攻め合いになります。

白27、29で、先手でセキにできます。
その後、白31と厚くすれば、白十分なワカレです。
少し前まで、黒34が頭を悩ませる原因でしたが――、

白37と厚くするのが好判断。
黒38と取られても、白39で上辺に模様を築いて、白満足です。
右上の約20目のセキを選択するより、上辺の価値が勝ります。

 

ポイント

目先の利益より、先を見越した投資が勝る

 

参考図4 「盤面半分の支配権」

黒1には、白2以下で白有利な戦いです。
黒Aは白Bで、制空権を確保できます。

 

参考図5 「反撃への備え」

黒1と傷を突くなら、白2以下で戦えます。
約20目の黒Aを防ぐより、戦いの主導権を得た方が勝ります。

 

参考図6 「セキが良くない理由」

白1とセキにするのは、黒2以下で右辺の模様が深くなります。
上辺を荒らす術も残るので、黒有利な展開です。

 

参考図7 「外周を厚くして十分」

黒2、4と右上の白を取られる進行も、考えられます。
ただ、白5以下と外を厚くすれば、白悪くないワカレです。
パターン2同様に、上辺の模様を深くできます。

 

まとめ 「捨て石の発想で『三々定石難解形』攻略」

黒AとBの難解な分岐は、捨て石作戦で攻略できます
簡明な考え方で、使いやすいので、三々定石攻略の1案になりそうです。

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