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第24回中国囲碁新人王戦決勝三番勝負

6月15~17日に中国で「第24回中国囲碁新人王戦決勝三番勝負」が行われた。
中国の屠暁宇六段が王星昊五段を2勝1敗で破り、初タイトルを獲得した。
両者とも16歳で、優勝した屠暁宇六段はLG杯32強の実績を持つ新鋭だ。
優勝賞金は12万元(約182万円)、準優勝は7万元。(参照元はこちら

  • 6月15日(月) 第1局 屠暁宇六段 白4目半勝ち
  • 6月16日(火) 第2局 王星昊五段 白中押し勝ち
  • 6月17日(水) 第3局 屠暁宇六段 黒中押し勝ち

屠暁宇六段は、2018年中国天元戦で世界戦優勝者の辜梓豪九段を破り、8強へ。
2016~2020年まで、中国甲級リーグに在籍、2020年では総合優勝を果たした。
層の厚い中国でも、際立つ結果を残しており、今後の活躍に目が離せない。

第1局 「覚えておきたいサバキの手筋」


黒番は王星昊五段、白番は屠暁宇六段。
黒1と急所を突かれた瞬間、白2から4と守るのが好手順。
白Aの切り残りで封鎖されないため、白6以下と大場に走れるのが長所です。

第2局 「敵陣を無に帰す! 鋭い踏み込み」


黒番は屠暁宇六段、白番は王星昊五段。
白1と黒2を交換した後、白3以下と踏み込むのが鋭い。
ダメヅマリにより、黒は連絡を断つことができません。


黒6から10と止めにこられても、白11以下でAとBを見合いにして白成功です。
続いて、黒C、白Dのコウ争いは、右上など白のコウ材が豊富で黒戦えません。

第3局 「厳しい反撃! 姿が消える可能性のある手法」


黒番は屠暁宇六段、白番は王星昊五段。
黒1に、白2以下と反撃するのが機敏。
この反撃が予想以上に厳しく、黒1は姿を消すかもしれません。


黒9から17の手順で、治まります。
ただ、白18以下と右辺方面を厚くされ、右上の厚みの働きが失われます。
後の狙いで、白A以下の狙いがあり、白有利なワカレです。

参考図1「外周を厚くする狙い」


黒1と大場に走るのは、白2以下と厚くしながら、AやBを狙えるのが大きい。
強力な後続手段があるのも、白の自慢。

参考図2「動き出しが残る」


前図を避けるため、黒1と抵抗する進行も考えられます。
ただ、白2以下の動き出す狙いが残るので、白不満ない展開です。

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