棋戦情報

【第22回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦・第7戦】芝野進撃

日本の芝野九段が韓国3位の申旻埈九段を撃破!

11月22日にネット対局で「第22回農心辛ラーメン杯世界最強戦」の第7戦が行われた。
日本の芝野虎丸九段が韓国の申旻埈九段を破り、日本は2勝目を獲得しました。
明日の第8戦では、中国の唐韋星九段が出場します。(こちらを参照)
以下に戦績をまとめたので、参照ください。

 

対局日 開催地 勝者 敗者
第1戦 10月13日 ネット対局 洪基杓九段 范廷鈺九段
第2戦 10月14日 許家元八段 洪基杓九段
第3戦 10月15日 辜梓豪九段 許家元八段
第4戦 10月16日 辜梓豪九段 姜東潤九段
第5戦 11月20日 辜梓豪九段 村川大介九段
第6戦 11月21日 申旻埈九段 辜梓豪九段
第7戦 11月22日 芝野虎丸九段 申旻埈九段
第8戦 11月23日
第9戦 11月24日

【残りの選手】
日本:井山裕太九段、芝野虎丸九段、一力遼八段
中国:柯潔九段、楊鼎新九段、唐韋星九段
韓国:朴廷桓九段、申眞諝九段

 

僅かなリードをしていた申九段、後半の難戦で後退

互いの気合が交差する終盤戦で、芝野九段が勝機を掴み、僅かなリードを守り切りました。
芝野九段は、国内タイトルの王座・十段の2冠で、勢いにのる若手の一人です。
世界トップ棋士を連破できるか、注目していきます。

 

 

ハイライト1「互いの意図を崩す布石構想」

黒番は申旻埈九段、白番は芝野虎丸九段。
白2の受けが、相手の意図を崩す有力手段です。
黒3には、白4以下と補強して穏やかに収束するのが無難な進行です。

 

参考図1 「急戦に発展」

白1から7と隅に転身するのは、黒8以下の追求が厳しいです。
黒は左下で戦いの主導権を得ながら、AやBを使い分けられるのが自慢。

 

ハイライト2「一気に苦しい戦いに」

白1が敗着になりかねない一手でした。
黒2以下と中央を破られて、逆に白が薄くなり立場が逆転します。
黒にAやBと追求する手を狙われ、白苦しい戦いになりました。

 

参考図2 「大石取りの成立」

白1と取りにいく手が成立しました。
黒2には、白3以下で攻め合いは一手勝ちになります。
この進行なら、早期決着もあり得たかも知れません。

 

ハイライト3「一瞬の隙を捉え、勝勢確立」

黒3と右上の生きを確かめるのが、敗着でした。
白4以下と先手で右上を決めた後に、白14が絶好点。
左下の守りにも働き、わずかに白が勝てる形勢になりました。

 

参考図3 「黒の勝ち筋」

黒1から7と活路を求めるところでした。
右辺の進出を止めながら、AとBを見て生きを図れます。
実戦は右辺に黒地がつく余地がない点、これが大きな差になります。

白8には、黒9以下で隅がセキになります。
白12に回られても、黒15の好点を占めて、わずかに黒優勢です。
白Aは黒B以下で支えられるので、右辺が黒地であるのが大きい。

-棋戦情報

© 2020 okaoの囲碁研究所