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【第22回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦・第4戦】中国2連勝

10月16日にネット対局で「第22回農心辛ラーメン杯世界最強戦」の第4戦が行われました。
中国の辜梓豪九段が韓国の姜東潤九段を破り、中国の2連勝で第1ラウンド終了。
なお、第2ラウンドは11月20~24日に行われる予定です。
以下に戦績をまとめたので、参照ください。

 

対局日 開催地 勝者 敗者
第1戦 10月13日 ネット対局 洪基杓九段 范廷鈺九段
第2戦 10月14日 許家元八段 洪基杓九段
第3戦 10月15日 辜梓豪九段 許家元八段
第4戦 10月16日 辜梓豪九段 姜東潤九段
第5戦 11月20日 未定
第6戦 11月21日
第7戦 11月22日
第8戦 11月23日
第9戦 11月24日

【残りの選手】
日本:井山裕太九段、芝野虎丸九段、村川大介九段、一力遼八段
中国:柯潔九段、楊鼎新九段、唐韋星九段、辜梓豪九段
韓国:朴廷桓九段、申眞諝九段、申旻埈九段

 

 

ハイライト1「三々定石、知っておきたい形の急所」

黒番は姜東潤九段、白番は辜梓豪九段。
白2に黒3と応じたため、三々の難解形に突き進みます。
実戦は、白12に黒13と比較的簡明な道を選びます。

白20まで形を決めた後、黒21と左上の攻めを見ながら上辺の守りを目指します。
白が忙しく見える局面を、辜九段は冷静に収束していきます。

白22と迫るのが、本戦型の常套手段。
黒23、25に、白26と右辺を割れば、右上の稼ぎがあるので白悪くない展開。
また、Aの狙いやBの利きがあり、右辺の白が追求されないのも自慢です。

 

参考図1 「黒が攻め返せない理由」

黒2と迫るのは、白3以下が厳しい様子見。
相手の出方を見て、白AやBを選べるので白有利な戦いです。

黒6と反撃するなら、白7以下でかわせます。
黒Aは白B以下で、黒ツブレに近い形になります。

 

ハイライト2「冷静な収束で優勢築く」

白1が冷静な一手でした。
黒2と中央を飲まれても、白3以下で白良しと判断しています。
黒地が大きく見えて、この石運びを選択するのは容易ではないです。

黒6、8には、白9と着実に地を稼ぎます。
黒10以降も、白は無理せず手厚く収束する打ち回しを選択。
すでに、辜九段は勝ちコースが見えているようです。

白19、21と中央を値切れば「勝ち」と主張しています。
白は各所で実利を稼ぎながら、中央を制限できたので優勢です。
中央の打ち方を見る限り、早い時期に見切っていたように思えます。

 

参考図2 「捨て石作戦で模様構築」

白1は焦りすぎです。
黒2、4と隅を守られて、右下全体の白が薄くなります。
白5と守る相場ですが、黒にAやBを狙われて白不満です。

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