新しい打ち方への挑戦「江維傑流のツケ」


黒番は江維傑九段、白番は唐韋星九段。
白1と厚みに迫った瞬間、黒4と反撃する手法を江維傑九段はよく使います。
相手の出方を見て、白はAやBなど使い分ける意図があります。


新手法へ挑戦する勇気

強くなるほど、自分の中に「パターン」が作られ、思考が効率化されます。
ただ、「パターン」から外れることに、抵抗を感じる短所も生じます。
自分の殻を破るためにも、挑戦する姿勢は持ち続けたいです。

 実戦譜「大乱戦に発展」


実戦は白1、3と強く戦う道を選択。
黒12まで、一手のミスも許されないギリギリの競り合いへ展開します。


白13には、黒14以下と右辺を強引に封じ込めます。
白がツライ戦いに見えるものの、巧みな石運びで打開していきます。


白25を利かした後、白27から29と守るのがうまい手順。
黒Aは白B以下で支えられるので、攻めが繋がりません。
黒30も白31、33が好手で、厳しく追及できず白有利な戦いです。


参考図1「機敏な石運び」


白2と受けるなら、黒3以下と右辺を固めます。
A~Dの手段があり、右上の黒は見た目以上に粘りの利く形です。


参考図2「機敏な石運び」


白1には、黒2と押さえ込みます。
白3から7と守られても、黒8以下と整形できます。
元々、右上は白から仕掛けた場であり、黒が治まれば悪くないです。

まとめ

黒1のツケは、有力でない打ち方かもしれません。
ただ、こうした手に挑戦する気力がなくなると、AIの真似をするだけで終わります。
たまには、あえて慣れない打ち方を体験し、いつもと違う感覚を得るのは大切です。
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