三々定石の簡明対策「ハネ1本の強化術」


黒番は党毅飛九段、白番は連笑九段。
黒1はシチョウ関係が黒良しの場合に用いられる受け方です。
ただ、白2と受ける対策が編み出され、三々定石の手法は変わるかもしれません。


「本物として残るものは何もない」

現代では、全てのものが進化し、昔の原型を留めているものは少ないです。
もちろん、新型が正しいとは限らないものの、変わった理由は必ず存在します。
本ブログでは、新しい戦術の意図や使い方などをわかりやすい伝えていきます。

 実戦譜「弾力ある形」


黒1に白2、4と補強すれば、部分的に弾力ある形を築けます。
黒5には、白6以下と下辺を広げながら、左下の黒を狙えるので白悪くない展開です。


黒13、15にも、白16と下辺を広げていきます。
左下の黒が万全でないため、白模様へ突入しづらく、間接的に模様が深くなっています。
黒17と左辺に回るも、白18以下が厳しい追及で白打ちやすい碁形です。


参考図1「切りが厳しい」


黒1と押さえるのは軽率。
白2以下と外回りを厚くして、白有利なワカレです。
白Aが利いているため、黒1子を動き出しても、戦果は望めません。


参考図2「切りが厳しい」


黒1には、白2から4と大場に走れます。
黒は左下を連打しても、左下の白への攻めは繋がりません。

まとめ

シチョウが黒良しの場合、黒1が有力と見られてました。
しかし、白2のハネ一本で左下の白が強固となり、黒の後続手段は効果を発揮しません。
今後はシチョウに関係なく、黒1が消えるかもしれません。
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