二間高バサミの現代定石「強力な圧迫作戦」


黒番は屠晓宇五段、白番は黄明宇二段。
白1に黒2、4と切るのは当然の反発。
黒Aと白Bの交換は右辺を強くしてしまうため、現代では新手法をよく用いられます。


現代の碁は「情報収集能力も問われる」

現代は次々に新しい形が表れるため、「情報」の収集と整理が大切です。
知らないと簡単にツブされる変化も多く、ある程度対策するのも必要になります。
このブログでは、新しい知識を中心に発信するので、知識の補填になれば幸いです。

 実戦譜「プレス作戦」


黒1と白2を交換した後、黒3と迫るのが新型。
白Aと守られて、右方の黒が苦しく見えますが――、


白4と黒5を交換して、下辺の黒を捨てづらくした後、白6から8と守ります。
この瞬間、黒9と右辺を捨て石風にプレッシャーをかけるのが厳しい着想。
白Aは黒Bと封鎖されて、白不満です。


白10から14と頭を出す相場です。
ただし、黒15以下と連絡しながら、右辺を拡大して黒十分な進行。
小目の二間高バサミで使われる現代定石なので、知っておきたいです。


参考図1「攻めが続かない」


黒1、3と隅を守るのは甘いです。
白4など、下辺のシノギは容易なので黒イマイチ。
黒1と白2の交換で右辺の白を強くした損失を、取り戻せないです。


参考図2「包囲網を築く」


白1と遮るのは、黒2と封鎖して黒十分。
白3と抵抗されても、Aの利きを横目に黒4で止められます。

まとめ

今回のポイントは「黒1と強く迫ること」です。
Aの連絡やBの封鎖を狙える形で、白はこの後の打ち方が悩ましい。
小目の二間高バサミでよく生じるため、把握しておきたい戦術です。
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