小目の二間バサミ難解形「簡明策の発見」


黒番は李昊潼三段、白番は宋容慧五段。
黒1の封鎖は、小目の二間バサミの攻防で生じる手筋。
白Aは黒B以下で左辺が痛むので、白2以下と安定を図るところです。


「定石は進化するもの」

数年前に流行した定石も、今ではほとんど淘汰されました。
1手の好手で評価が逆転するのも珍しくなく「何が正しいか」見極めるのが難しい時代です。
今回紹介する戦型も、簡明に収束する手段が研究され、いずれ姿を消すかもしれません。

 実戦譜「安定重視の対策」


黒1から7と封鎖した時、白8と粘るのが用意された手段。
白は下辺さえ治まれば、左下の黒を心置きなく取りにいけます。


実戦は黒9とツイだので、白10と連絡して安定します。
黒13以下と左下を生きる必要があり、白24の好点に回って白十分なワカレ。
白は左辺を厚みしながら、下辺に進出できたのが大きいです。


参考図1「眼形が厚い」


黒2と分断するのは、白3以下で受けられるのが白の自慢です。
AとBが利くので、左下の白は生きています。


黒8には、白9と生きを確定させます。
黒10と眼を持たれても、白11と下辺を低位置に押し込んで白満足です。


参考図2「生きを優先」


黒2と受けるなら、白3以下で生きを図ります。
Aと左下を取る手段と、白B以下で下辺を攻める狙いを見て白成功です。


参考図3「厚みに軍配」


白1から5の抵抗は、黒6の切りが厳しい。
白7以下で左辺と下辺を守られますが――、


黒10から16と封鎖するのが好手。
黒24まで、左下を捨て石に先手で厚みを築ければ、黒十分なワカレです。

まとめ

左下の攻防になった場合、白1の受けがオススメ。
他の手段よりも、難しい変化を省けるので、使いやすいです。
後日、この戦型の打ち方をまとめたいと思います。
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