守る瞬間に放った「鼻ヅケの新手法」


黒番は連笑九段、白番は檀嘯九段。
白3に黒4から8と封鎖するのは、実戦例の多い進行。
黒12にAと守らず、白13の鼻ヅケで受け方を見たのが新手です。


様子見の手法は「タイミングが命」

相手の出方を見るのは、後の打ち方を最善に近づける有力な手法。
「生きる直前」や「利かしにきた瞬間」など、ギリギリのタイミングで使うのがコツです。
本局の流れを見て、様子見を成功させる呼吸を掴んでください。

 実戦譜「厳しい反撃」


黒1と分断されてから、白2と生きを図るのが好手順。
黒5まで互いに生きを確かめた後、白6が一連の流れの狙いでした。


黒7には、白8以下と左辺の攻めに転じて戦いの主導権を握ります。
△と▲の交換で、左辺の黒を捨てづらくなっているのがポイントです。
上下の黒が攻めの対象となっており、黒が忙しい局面と言えます。


参考図1「白有利な戦い」


黒1と受けるなら、白2から4と切断します。
白Aの黒2子取りと、左辺の攻めを見て白有利な戦いです。


参考図2「手順前後」


先に、白1から3は工夫不足。
白5のツケには、黒6と応じられて大したことありません。


白7には、黒8以下と厚くされてしまいます。
左下や左上の白を狙われて、白苦しい展開です。


参考図3「雲泥の差」


実戦手順では、黒2から10と厚くしても、白11以下と守れるのが大きいです。
わずか数手の手順前後で、大きな差が生まれます。

まとめ

白1のツケは、相手の出方を見る意図があります。
黒の候補手も限られており、先の展開を想定やすいのも長所の1つです。
もし、はっきり白良しなら、左下の定石自体が見直されるかもしれません。
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