小目のハサミ対策「簡明にかわす対応策」


黒番は金真輝二段、白番は范廷鈺九段。
黒2には、白3以下と簡明に治まる手法をよく目にします。
局面次第では、ハサミに真正面から戦わずとも、互角以上の形勢になるようです。


「布石力」が試される簡明策

簡明策は事故の少ない長所がある反面、全局的な構想力が問われます。
局地戦のように、一手で不利な状況が覆るような戦いではないからです。
見方を変えれば「戦わずして勝つ手段」でもあるので、強力な武器になり得ます。

 実戦譜「穏やかなワカレ」


黒1と右辺を占めた時、白2のツケが范廷鈺九段の構想。
黒3以下と右辺に模様を築くも、スケールが小さいのでイマイチです。
一方、白は各所で地を稼ぎながら、局面広く使えており、白打ちやすい局面です。


参考図1「地に甘い展開」


黒2には、白3以下と右辺を占めます。
▲が高い位置なので、Aのスベリが残るのが痛いところ。


参考図2「激しい競り合い」


白1が流行の打ち方です。
しかし、黒2以下の戦いは避けられず、難解な攻防に発展します。

まとめ

白1、3の治まり方は、小目の攻防で見るようになりました。
先の構想さえ間違っていなければ、簡明に局面をコントロールできます。
難しくならない長所も大きく、それだけでも使う価値は高いです。
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