星の二段バネ定石「配石利用の強手戦術」


現代の代表的な定石に、面白い新手法が生まれています。
使うための条件さえ満たせば、相手の抵抗を許さず、優勢を築けます
日々進化する定石軌跡の一部を見ていきます。

今回のポイント
・薄さをカバーする強手
・配石の確認が重要

AIの研究により、数年前では想像できない打ち方が次々に生まれています。
流行の速さに「追うことに疲れた」「従来の技術だけで良い」と感じる方も少なくないはず。
本ブログで、そうした時間を少しでも削る一助になれば、幸いです。

 テーマ「ノゾキの対抗策」


黒1、3は現代を代表する戦術。
白4以下と下辺の黒陣を削りにきた時、黒がどう対処するかが焦点です。
右下に黒石がいる場合、従来の打ち方よりもさらに強く追及できます。

星のツケ二段の攻防で「姿を消した手法」を紹介します。数ヵ月前まで打たれたものが「なぜ、消えたのか」、その理由を知ることで、流行形の意図が見えてきます。想定すべき変化に絞り、お送りします。
 推奨図「厳しい追及」


黒1と白2を交換して、白石を重くします。
その後、黒3を決めてから、黒5と押さえ込むのが厳しい打ち方です。


当然、白6と追及されます。
ここで、黒7から9と強引に外周の薄さをカバーするのがポイントです。


白10には、黒11から15で支えられます。
黒は相当薄い形に見えますが、


白18、20の切りに、黒21以下で白五子を取れるのが黒の意図。
白Aは黒B以下で脱出できます。


白28以下と封鎖されても、下辺の黒地が大きく黒十分。
本戦型では、この図を目指すのが基本です。

 参考図1「大胆なフリカワリ」


白2と反発するなら、黒3と白三子を取ります。
白6と下辺を制されても、黒7と左下に圧力をかければ黒悪くない展開。
右下の黒は、黒A以下のサバキがあり、見た目ほど弱くないからです。

 参考図2「一手のミス」


黒2と受けるのは、白3から11でAとBが見合いでツブれます。
これは非常にやりがちなミスなので、注意してください。

 参考図3「従来の対応策」


黒1以下が定石手順です。
もちろん、これも有力な打ち方でオススメしたいです。
ただし、状況次第で白A以下の手段を見られる短所があることを、把握する必要があります。

まとめ

黒1から5の新手法は「右下に黒石がいる場合」に成立する打ち方。
それだけを把握すれば、優勢を築く有力な打ち方になり得ます。
新手法に挑戦し、新しい世界へ踏み込んでみてください。
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