星のツケ二段の周辺「姿を消した手法」


今回紹介するのは、星のツケ二段定石で「姿を消した手法」です。
消えた理由を知ると、現在よく打たれる戦型の意味が見えます。
流行形なので、しっかり理解を深めましょう。

今回のポイント
・捨て石で厚みを築く
・ダメヅマリを突くサバキ


ツケ二段は多くの長所があり、使える選択肢があれば70%以上採用されます
それだけに、受ける側は不利にならない進行を準備しておきたいところ。
「なぜ、昔の打ち方が消えたのか」解説していきます。

 テーマ「ノゾキ対策」


黒1、3のツケ二段に、白4から8の受けはほぼ消滅しました。
黒9でダメヅマリとなり、白は身動きが取りづらいからです。
数ヵ月前まで流行した白10に「どう対処すべきか」見ていきます。

 推奨図「捨て石の技法」


黒1と白2を交換し、下辺の白を重くするのが大切な手続き。
その後、黒3から5と封鎖するのが好手順です。


白6には、黒7以下と捨て石で厚くします。
黒は見た目以上に厚い上、先手で大場に走れるので黒不満なし。

 参考図1「互角の戦い」


白2には、黒3を利かせるのが大きい。
白6、8と抵抗されても、黒9で互角の戦い。
白Aと守るなら、黒Bと下辺の白に迫ります。

 参考図2「切りの対応」


白1の切りには、黒2以下と反撃します。
黒Aが利いており、黒有利な戦いです。


白9と脱出するなら、黒10以下と整形します。
白Aは黒B以下で、一方的に下辺の白を攻められるので黒成功です。

 参考図3「見合い」


白2と受けるなら、黒3と断点を守ります。
黒はAとBの何れかを打てるので、黒悪くないワカレです。

 参考図4「簡明なツギ」


黒2のツギも有力です。
白3に黒4と左下に圧力をかけるのが面白い。


白7と裂くなら、黒8以下で互角以上の戦い。
左辺に黒石があり、白の厚みが機能しないのが泣き所です。

 参考図5「急所の切り」


白1、3と裂くのは、黒6が激痛。
AとBの傷を浮き彫りにされて、白窮します。

まとめ

白2から6を決めた後、白8と自陣を強化して大場に走るのが現代流。
左下の黒へ追及するのは難しく、部分戦は得にならないと見られています。
こうした知識があるか否かで、布石の安定感に大きな影響を与えます。
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