星の一間バサミ「地の甘さを克服する新手法」


今回は、旧定石を改良した「新定石の打ち方」です。
長い間打たれた戦型が、実は地に甘く、現代では姿を消しました。
「どう打てば、地の甘さを克服できるのか」紹介します。

今回のポイント
・攻防一体の好手
・旧定石は地に甘い


一手の違いで、力関係に大きな差を生みます
想定すべき変化は少ないだけに、すぐに新型へ更新したいところ。
それでは、5つの進行を見て、新手法の呼吸を掴んでいきましょう。

 テーマ「定石の進化」


白2のハサミに、黒3から5と反撃するのが現代戦術です。
右下に模様を築ける効果もあり、主流となっている定石手順。
今回は「白に動き出された時、どうすべきか」解説します。

 推奨図「一手の工夫」


白1、3と動かれた時、黒4と受けるのがポイント。
白5には、黒6から8と下辺に迫って互角以上の戦いです。
白Aに黒Bと急所を突けるのが、この手法の強み。

 参考図1「力関係逆転」


黒1と断点を守るのは工夫不足。
白6以下と補強されながら、一方的に左下を攻められる展開に導かれて黒苦しい戦い。
右下の黒陣に白Aと削る手段が残っているのも、黒の泣き所です。

 参考図2「大同小異」


かと言って、黒1と迫るのは、白2以下で左下の黒が弱くなり、黒良くないです。
わずか一手の守り方で、劇的に力関係が変わります。

 参考図3「従来の手法」


黒1が従来の打ち方でした。
ただ、白2以下と地を稼がれ、黒が甘い打ち方です。
白Aが残るのも大きく、現代ではほぼ打たれません。

まとめ
今回のポイントは「黒5の攻防一体」の一手。
Aの断点を守りながら、下辺への利きを消して攻めを見れるのが長所です。
いろいろな局面で使える応用範囲の広い手法です。
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする