星の定石選択「未然に防ぐ簡明な模様対策」


今回は「模様阻止の簡明戦術」を2つ紹介します。
それぞれ複雑な変化が少なく、運用方法が簡単です。
模様が苦手な方は「模様を張らせない打ち方」で得意な戦型に持ち込んでください。

今回のポイント
・使いやすい模様防止戦術
・事故が起こりづらい安全策


模様を防ぐ点では、紹介する戦術の安定感は抜群です。
もちろん、地を与えたり、他方が厚くなる短所があるのは事実。
ただ、特定の場所に模様を築かれたくない方針であれば、採用しても問題ありません。

 テーマ図「模様化の阻止」


白1と下辺を広げた時、黒は未然に模様を防ぐ簡明な2つの手法があります。
両者とも簡明で手数が少なく、すぐ実戦で活用できます。

 推奨図「広いハサミ」


黒1の広いハサミがオススメ。
白2と隅に入るなら、黒3以下と厚くして、白の模様化を防ぎます。
将来的に、右下の白を攻める狙いもあり、黒十分です。

 参考図1「軽く脱出」


白1、3と反撃されても、黒4以下と下辺を補強しながら地を稼げます。
白Aは黒B以下でかわせるので、厳しく攻められません。

 参考図2「模様を封殺」


白1の両カカリには、黒2以下と簡明に収束します。
AやBと補強する手段があり、▲は強い石で模様化を防ぐ働きを有しています。

現代では「定石後の後続手段が改良されているもの」が多くあります。今回紹介する手段もその一つで、従来の打ち方より、しっかりした形を築ける上、先手で補強できる可能性が広がる戦術となっています。
 参考図3「有力な別策」


黒1も有力な模様防止策。
白2は黒3以下と下辺を占めて黒満足です。

 参考図4「柔軟な手法」


白2の反発に、黒3と下辺重視で打つのがポイント。
白4には、黒5でAとBをにらんで隅を補強します。
下辺の白模様化を防げるので、有力策と言えるでしょう。

 参考図5「難しい手法」


黒1でも互角に近い進行です。
ただし、白10以降の打ち方が非常に難しくオススメできません。
黒が軽く模様を消すのは白に囲われてイマイチ、打ち込んでも白に響かないからです。

まとめ

下辺に模様を築かれたくない場合、黒AやBとハサむのを推奨します。
複雑な変化がない上、想定通りに局面を動かしやすいからです。
模様を張られたくない方は、ぜひお試しください。
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