スソガカリのサバキ戦術


星のスソガカリは、地に甘いワカレだと言われてました。
ただ、一手の好手が発見され、有力な戦術と再評価されています。
「今までの評価を一転させた好手」とは何か、丁寧に解説していきます。

今回のポイント
・一手の工夫で、大きな違いが生じる
・ほぼ一本道の変化で、実戦活用しやすい
今回紹介する戦術は、変化する余地を与えないので、すぐ実戦投入できます。
簡単に十分な形を得られる戦術で、敵陣深く入る場合は特に有利に働くはず。
それでは、有力なサバキ方を見ていきましょう。

 テーマ「サバキの進化」


白1のスソガカリに、黒2と受けた時のサバキ方を見ていきます。
白A以下と受けるのも有力ですが、今回は進化した打ち方を紹介します。

 推奨図「一手の工夫」


白1のワリ込みがオススメのサバキ方。
以前まで、黒2以下で黒の実利が良いと言われましたが――、


白11と黒12を交換してから、白13のコスミが好手です。
黒14には、白15と十分な形を得られるので白悪くないワカレ。
この進行が発見され、白1のワリ込みの評価が変わりました

 参考図1「封鎖の手筋」


黒2の反撃には、白3以下と外周を厚くします。
次に、白Aと左側を押さえ込む手と、右辺への反撃を見て白成功です。


黒8、10には、白11と封鎖するのが用意された手筋です。
黒12と突破を試みられても、白13で問題ありません。


黒14、16の抵抗に、白17以下で綺麗に封鎖できます。
ここまで外回りが厚くなれば、白満足なサバキでしょう。

 参考図2「封鎖の確認」


前図で、黒2と頑張られた場合は、白3から5と追及します。
白Aを狙いながら、左辺側の封鎖を見れるので白成功です。

 参考図3「ダメヅマリ」


黒1と突破を図るのはどうか。
これには、白2から6が鋭い切り返しで、AとBを見合いにできます。

 参考図4「従来の手法」


約1年前まで、白1以下と整形するのが常套手段と考えられていました。
しかし、推奨図と比べて下辺にヒラけてない上、AやBの傷残りなのが白不満です。
昔は常識と思われた形が、今では滅多に打たれない手法となりました。

 まとめ


今回のポイントは、白3のコスミ。
AとBを見合いにして、十分な形を得られるのが最大の長所。
一手の好手が発見されただけで、大きく評価が変わるのが碁の怖いところです。

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