一間ジマリのツケ戦術


小目の一間ジマリへの「ツケ戦術」を紹介します。
相手の出方を見て、変幻自在に立ち回れるのが、この戦術の長所です。
今回はオススメしたい変化に絞り、実戦ですぐ使えることを目標にまとめました。

今回のポイント
・多くの簡明策が用意されている
・制空権を確保し、有利な戦場を築く

この手法は、小目の一間ジマリに対抗する有力な戦術です。
主導権は仕掛けた側にあり、状況に合わせて局面をコントロールできます。
複雑な変化を避けることも可能で、扱いやすい現代戦術と言えます。

 テーマ「代表的な手法」


白1は有名な現代戦術の一つです。
比較的簡明なものを知るだけでも、強力な武器になります。
この手法を用いる場合、なるべく早い段階で使うのがポイントです。

小目の一間ジマリにツケる手法が、囲碁AI発の現代を代表する手法です。そんな戦術にも配石次第では思い描いた戦果を挙げられないことがあります。最近よく目にするようになった進行を紹介していきます。
 参考図1「簡明に収束」


黒1に白2から10と形を決めるのが、最もわかりやすい打ち方です。
白12まで、白は中央の主導権を得たので、黒は右下に厚みを築かれても相殺できます。
複雑なリスクを避けたい場合、この進行を選ぶのが良いです。

 参考図2「様子見の筋」


オススメの手法は、白1の様子見です。
黒Aの受けは、白Bと引き出す手が残るので黒は避けたいところ。


黒2には白3以下とそれぞれ補強するのが、現代定石の一つです。
この後、黒は中央の石を守る流れになります。


黒8以下と中央を補強して一段落。
白は上辺で地を稼ぎながら、右辺の発展性を未然に防いでいるので不満はありません。

 参考図3「捨石の作戦」


黒2と白二子を取りにいくなら、白3以下と捨てるのが好手順。
黒Aが相場ですが、白Bと厚みを築けるので白満足なワカレです。

 参考図4「斬新の戦術」


今回オススメしたい戦術が、白1と圧力かける打ち方です。
見た目はスカスカですが、黒も打ち方が悩ましいです。


黒2、4と包囲網を突破した時、白5のナラビが用意された好手。
黒Aは白Bと守られ、黒苦しくなります。


黒6、8と取らざるを得ず、白7から11と中央の主導権を得て白成功です。
制空権を奪えたので、中盤以降は白有利な戦いを期待できます。

 参考図5「厳しい追及」


黒が上辺を手抜きするのは、白2以下で黒窮しています。
黒Aと助けに行かざるを得ませんが――、


黒5には白6以下とダメヅマリに導いて、白大成功です。
黒Aと抵抗しても、白Bで取られません。

 参考図6「制空権確保」


黒1、3の出切りには、白4から8と捨て石を活用して制空権を取ります。
状況に応じて、AやBを使い分けられる権利も大きく、白十分な戦果です。
元々、右上は堅い構えなので、多少地を与えても問題ありません。

 まとめ


今回オススメしたい打ち方は、白1から5の手法です。
中央の主導権を奪える長所があり、中盤の戦いで大いに効果が発揮されます。
他の簡明策も紹介したので、状況に合わせて使い分けてみてください。

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