大ゲイマシマリへのツケ戦術(1)


小目の大ゲイマジマリにツケる手法は、今では常套手段として定着しました。
有力な戦術であり、小目の大ゲイマジマリが減っているように感じます。

今回のポイント
・様子見をして打ち方を変える
・強制力が強く、描いた構想を実現できる
・大ゲイマシマリ対策である

相手の出方を見て、変幻自在に打ち分けられるのが最大の長所です。
初回は実戦でよく表れる進行を紹介し、2回目はその他に押さえるべき変化を解説します。

2回目は、相手が強く追及してきた時の対応方法です。従来は、シチョウ関係が絡む複雑な受け方が主体でした。ただ、今回推奨する変化はそんな複雑な要素を除き、誰でも使えるシンプルな手法を提案します。
 テーマ「ツケの様子見」


白1、3が現代碁における常套手段です。
今回は実戦例が多い黒Aの進行を紹介します。

 参考図1「足早に展開」


黒1から5と穏やかに受けるなら、白6以下と形を決めていきます。
黒11の瞬間、白12と様子見するのがポイント。


黒13、15には白16と模様を未然に防ぎます。
白は右辺を補強しながら、左下に先着できたので不満ない進行です。

 参考図2「軽いサバキ」


黒1と迫られた時、白2から4とサバきます。
右下の白は見た目以上に弾力があります。


黒5、7には白8以下と連絡します。
△と先に大場へ先着しているので、右辺は安定すれば白十分です。

 参考図3「押しが利き」


黒2と受けるなら、白3に黒4が相場です。
白5まで、前図と似た進行で白が走っている局面と言えます。


例えば、黒6と追及されても、構わず白7以下と要所を占めます。
△と▲の交換で、黒からの厳しい攻めは続きません。

 参考図4「切りの対策」


黒1のハネはやり過ぎです。
白2に黒3と飲み込みにきた時、白4が絶妙。


黒5と頑張るなら、白6から8が形の急所。
続いて、黒Aは白B以下で右下の黒四子を取れます。


黒9と守らざるを得ず、白10以下と黒地を破壊して白成功です。
黒は強く抵抗できず、この進行を選べません。

 参考図5「厚みに軍配」


黒1と堅く受けるのは、白2が利きになるのが大きい。
白6まで、右辺に模様を築いて白満足な展開。

 まとめ


今回のポイントは、白1の様子見です。
AやBの何れで受けられても、白悪くない進行へ収束します。
次回は、この戦術を打つ注意点とその変化について紹介します。

2回目は、相手が強く追及してきた時の対応方法です。従来は、シチョウ関係が絡む複雑な受け方が主体でした。ただ、今回推奨する変化はそんな複雑な要素を除き、誰でも使えるシンプルな手法を提案します。
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