第24回LG杯朝鮮日報棋王戦本戦ー決勝三番勝負第1局


2月10日に韓国で「第24回LG杯朝鮮日報棋王戦」の決勝三番勝負第1局が行われた。
韓国の申眞諝九段が朴廷桓九段に逆転勝ちを収め、世界戦初優勝まで後1勝に迫った。
申眞諝九段は昨年12月から19連勝を記録し、朴廷桓九段戦の9連敗を止めた。
なお、持ち時間は3時間と秒読み40秒5回のコミ6目半で行われる。(参照はこちら)
第2局は2月12日、第3局は2月13日に続行される予定だ。

 局面図1「珍しい序盤」


黒番は朴廷桓九段、白番は申眞諝九段です。
黒2から6に白7のツケは実戦例の少ない形。
黒Aは白B以下で黒甘いので――、


当然、黒8から10と強引に止めていきます。
白も11から15と傷を突いて応戦します。


黒16、18と守るのは必要な一手。
白23まで、互いに石の安定を優先する穏やかなワカレで収束します。
すぐに黒Aを決めるのは、白B以下と進出されるため、放置する流れです。

 局面図2「最強に追及」


白1、3が厳しい追及でした。
スカスカのようで、脱出するのが見た目以上に難しいです。


黒4から10と手順を尽くして切断します。
中央付近の白が危うく見えますが――、


白11から25で簡単に収まることに成功します。
下辺方向の黒7子も攻めの対象となっており、黒の薄い石が増えてきました。


黒26から32と左辺を取り掛けにいくも、白41が厳しい一手でした。
封鎖をみながら、白A以下の切断を見れるので白有利な戦いです。

 局面図3「一手のミス」


朴廷桓九段は下辺の攻防で巧みにシノぎ、勝利目前というところで踏み外した。
白1に黒2と右辺に手を入れたため、白3の手段が生じてしまった。
結果論ですが、黒2で3など左上に手を戻せば問題なかったようです。


黒4と眼を潰されても、白5から9とコウに弾く粘りがあります。
右辺にコウ材は山ほどあるため、この地点で白良しへ傾きました。


黒12からコウ争いになりますが、白13など無尽蔵にコウ材はあり白勝ちは揺るぎません。
白17まで、AとBが見合いで右辺の黒が全滅し、白逆転勝ちを収めました。
結果、白中押し勝ち。

2月12日に韓国で「第24回LG杯朝鮮日報棋王戦」の決勝三番勝負第2局が行われた。韓国の申眞諝九段(19)が朴廷桓九段を勝利し、2連勝で自身初の世界戦優勝を決めた。
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