現代的な構え方


旧戦術が改良し、碁の打ち方が激変しました。
今回紹介する打ち方も、昔のものと比べて「10目以上の差をつけられる」可能性があります。

今回のポイント
・一路でも広く構える
・三々入りの対策がある
・石の取り方に注意

現代はスピード重視の打ち方が求められます。
一路でも広く構えて「相手よりも実利を稼げるか」これが重要になりました。

 テーマ図「推奨の構え」


黒1と広く構えるのが現代の打ち方。
以前まで「観音ビラキ」と呼ばれ、悪い構えだと周知されていました。
しかし、現代ではむしろ推奨される打ち方になっているのです。

 参考図1「三々対策」


白1の三々入りには黒2と守るのが好手。
部分的には、白に脈はありません。


白3と広げるなら、黒4以下で仕留めます。
続いて、白Aは黒Bで取れます。

 参考図2「粘りの筋」


いちを、白1から3とコウに粘りがあります。
黒Aと受けると、白Bで生きです。


ただ、黒4から8が冷静に応じれば、黒悪くない攻防になります。
白Aでコウに持ち込まれても、黒Bの傍コウがあり、黒は戦えます。
白の負担が重く、現実的ではない手段です。

 参考図3「相場の進行」


以上より、白1のツケが相場です。
これには反発せず、黒2以下と受けるところ。
隅を大きくまとめた戦果が大きく、黒不満ないワカレです。

 参考図4「危険性が大」


黒2と外から受けるのはオススメできません。
白5に黒Aは白Bで黒の負担が重いコウになるからです。

 参考図5「使い方確認」


こうした局面で、黒はAかBのどちらで受けるのが良いでしょうか?
この戦術を使う大きな注意点です。


黒2と大事にしたい方向から受けるのが大切。
白3に黒4、6と受ければ、下辺の模様に影響を与えず打ち進められます。

 参考図5「手残りの場」


コスミの形でも、白1の三々入りは残ります。
例えば、黒2から4と受けるなら、白5の切りなどが生じます。
黒Aと抱えるなら、白B以下で転身します。


黒6と外を重視するなら、白7以下で手にできます。
コスミは堅い構えですが、何れかの手段は残るものです。

 まとめ


旧戦術はAのコスミでしたが、現代碁では黒1など広く構えるのが主流です。
理由の一つは、堅く構えようとも手が残ることには変わらないからです。
広くヒラいただけで数目得している上、盤面全体に展開する速度も上がります。

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