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【2020中国乙級リーグ・第5戦】日本、苦しい戦況に

韓国棋士は中国乙級リーグ、女子甲級リーグで、34勝16敗と大きく勝ち越している

11月19日にネット対局で「2020中国乙級リーグ」の第5戦が行われました。
日中友好チームは余正麒八段の1勝に留まり、チームは1勝2敗2分となりました。
枠抜け圏内に入るため、明日から1敗も許されない戦況です。
以下に戦績をまとめたので、参照ください。(左側が勝者)

 

【11月19日(木):5回戦の結果】
「日中友好」1―3「河南豫子道」
劉兆哲五段―井山裕太九段
余正麒八段―楊潤东四段
韦一博五段―六浦雄太七段
金禹丞三段―福岡航太朗初段

 

中国乙級リーグはチームの勝利で勝点2、引分は勝点1、負けは勝点0で計算されます。
現在日本チームは4点で、上位チームは6点以上を確保している戦況です。
甲級リーグへ昇格するため、残り3戦で1回も負けられません。

 

 

ハイライト1「間接的に攻める、学ぶべき石運び」

黒番は劉兆哲五段、白番は井山裕太九段
白1に、黒2と間接的に攻めるのが、素晴らしい構想です。
黒は中央の模様をまとめて勝つ筋道もあり、白苦しい戦いになりました。

白3以下で脱出を図るのは、黒6と中央を止められるが厳しい。
黒は中央を厚くすれば黒悪くない形勢となるため、楽に戦えます。

白7に、黒8以下と攻めながら、中央を厚くして黒好調な展開。
本局は「打ち込みを放置するのが厳しい」良い例でした。

 

参考図1 「打ち込みの意図」

黒1と根拠を奪うのは、白2以下と模様を制限して白十分。
白の打ち込みは、石の調子で黒の勢力圏を消す意図でした。

 

ハイライト2「スピード加速の機敏な石運び」

黒番は余正麒八段、白番は楊潤东四段。
黒1から7を決めた後、黒9と左上の模様を確定地にしたのが機敏。
白Aは黒Bでコウに持ち込めるので、左上と右下の収支は黒悪くないです。

 

参考図2 「両コウで取られる形」

実戦は、白が周囲を厚くした後に、白1以下と両コウで取りにいきます。
黒が無条件で取られる形ですが、黒から無限のコウ材ができたとも言えます。
白はコウで戦う選択肢がなくなるので、取れても白の負担が重いです。

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