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【2020中国乙級リーグ・第3戦】井山3連勝!

11月16日にネット対局で「2020中国乙級リーグ」の3回戦が行われました。
日中友好チームは、井山裕太九段と六浦雄太七段が勝利し、2連続で引分となりました。
なお、井山九段は3連勝となり、個人目標の「全勝」へ前進しています。(こちらを参照)
以下に戦績をまとめたので、参照ください。(左側が勝者)

 

【11月16日(月):3回戦の結果】
「日中友好」2―2「上海清一」
井山裕太九段―胡跃峰五段
偰玹准六段―余正麒八段
六浦雄太七段―乔智健五段
朱元豪五段―福岡航太朗初段

 

中国乙級リーグ、女子リーグ参戦の韓国棋士もネット対局で臨んでいる

三星杯決勝で発生した事件を境に、韓国ではデスクトップパソコンが用意されました。
コロナウイルスの影響で始まったネット対局は、少しずつ改善されつつあるようです。
不意の事故を考慮し、これからも最適化する取り組みが求められます。

 

 

ハイライト1「井山、力技で中央突破」

黒番は胡跃峰五段、白番は井山裕太九段
黒1と白2を交換した後、黒3と中央突破するのが、井山らしい石運び。
黒Aと手堅く優勢を掴まずに、最強に戦う姿勢を見せます。

白4に、黒5以下と包囲網を破壊します。
白は中央が不安定なため、強く反撃できないのが泣き所。

白12と上方への進出を止めるも、黒13以下で連絡できます。
中央の薄さを狙えるので、依然として黒有利な戦いです。

周囲の黒が厚く、白21と断点を守るのは仕方ないところ。
黒22以下と眼を奪いながら、上辺に好点に回って黒好調な流れです。

 

参考図1 「悩みの種が残る中盤戦」

黒1、3が盤面最大の好点。
しかし、白4の勝負手に受け切るのが悩ましいところです。

黒5の様子見が、対抗策の一案。
白6と受けるなら、黒7以下と切断して黒有利な戦い。
ただ、白から複数の変化があり、読み切るのは困難です。

 

ハイライト2「シチョウ活用の布石構想」

黒番は六浦雄太七段、白番は偰玹准六段。
黒1以下と右上の厚みを補強したのが、面白い石運びです。
白Aから中央の主導権を奪われそうですが――、

白6、8に、黒9以下と押さえ込むのが、六浦七段の用意した布石作戦。
下辺に黒陣が広がり、黒悪くない展開になりました。

 

参考図2 「反発への対抗策」

白2と反発するのは、黒3が厳しい一手です。
白は右辺と連絡する必要がありますが――、

白4には、黒5以下と積極的に受けます。
白Aのコウは、右辺の白全体が危なくなるので、白の負担が重いです。

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