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【2020世界囲碁AI大会・予選リーグ①】LeelaZeroが金星飾る

9月27日に「福建海峡银行杯2020世界囲碁AI大会」の予選1、2回戦が行われました。
優勝候補だったGolaxyが、予選1回戦でLeelaZeroに破れる下剋上が起きました。
残り5局でどのような展開を迎えるか、注目していきます。(こちらを参照)

 

1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 5回戦 6回戦 7回戦 勝点 順位
LeelaZero ○2 ○12
Golaxy ×1 ○11
WeiHuGo ×4 ○7
TianGo ○3 ×8
izisgo ○6 ×14
Clear Stone ×5 ×13
BaduGI ×8 ×3
Yixiatian ○7 ○4
DaPangGo ○10 ×16
10 BSK ×9 ×15
11 Go spirit ×12 ×2
12 AiqiGo ○11 ×1
13 XiaofeiGo ×14 ○6
14 Handtalk ○13 ○5
15 Flying Tiger ×16 ○10
16 YiLeGo ○15 ○9
17 ChaoRanGo ○18 ×20
18 KataGo ×17 ×19
19 DolBaram ×20 ○18
20 Myrtle Go ○19 ○17

 

予選1回戦でLeelaZeroが優勝候補のGolaxyを破りました(中継は弈客围棋

 

囲碁界では、AIと共存する動きが活発化しています。
検討や研究に活用し、10年以上先の碁を体現できたとも言われています。
今後は「AIをうまく使う人が強者なり得る時代」になるかもしれません。

 

 

実戦譜「三々定石の最新難解形」

黒番はLeelaZero、白番はGolaxyです。
白2、4の受けに、黒5が難解形の入り口です。
黒7以下と外側の傷を突き、互いに引けない形になります。

白12、14と受けるのは、よくある進行です。
黒15とハネた瞬間、白16が最近表れた新型になります。

黒17、19の反発には、白20で支えられると見ています。
黒21以下で上辺の白が危なく見えますが、構わず、白26と左辺を守ります。

黒27には、白30の低空飛行で抵抗します。
黒33にも受けず、白34と左辺を堅陣にしていきます。
黒35と追求されても、白36以下と常軌を逸した打ち方で問題ないと見ています。

白46、48と手を伸ばした後、黒49以下の手段があります。
黒55に白Aは、黒B以下で白苦しくなるため取りにいけません。
今回は黒悪くない変化に収束しましたが、難解形の研究材料になりそうです。

 

参考図1 「取りにいけない理由」

白1と急所を突くのは、黒2以下で攻め合いになります。
黒の手数が長く、黒有利なワカレです。

 

参考図2 「コウ絡みの粘り方」

黒2と進出を止めるのは、白3が攻め合いの急所になります。
この粘りがあり、黒は上辺の白を取りにいきづらいです。

黒4以下で攻め合いに臨む手段があります。
黒14の後、白Aとコウにする手段を横目に、白15と大場に走ります。
左辺が相当厚くなっているので、上辺を取られても白悪くない展開です。

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