2019年の新戦術・新手法特集

新時代の定石に順応

今年はAIの手法を積極的に取り込み、着実に新時代の碁へ定着しつつある一年となった。
旧常識が次々に否定されてきたが、わずか数年でAI感覚を学習する驚異的な進歩を遂げた。
それでは、今年の代表的な戦術や手法を激選し、ランキング形式でお送りする。

 1位「ダイレクト三々」


最近では、黒1の三々入りを見ない対局はほとんどないと言って良いだろう。
研究が深く進んでいるが、配石に大きく影響するため、未だに定石化できた形は少ない。
来年はどのような新型に進化していくのか、本ブログでも注目していきたい。

 2位「両カカリのかわし方」


黒1の両ガカリに対し、白2から8とかわす打ち方が多くの局面で見られた。
比較的わかりやすい変化に収束する上、シチョウ関係の問題なく扱いやすい戦術だ。
真正面から戦う配石が準備できてない場合、この手法を用いるのが良いだろう。

 3位「ツケノビ定石の復権」


白1のカカリに黒2から6と初心者が始めて教わる定石が脚光を浴びている。
昔は白をいたずらに固める手法として認知されており、互先では使う手段が限られていた。
広い局面で応用されており、単に白3と受けるのは良くないとされている。(こちらを参照)

 4位「出切りの攻防」


白2、4の出切りに黒5と押さえ込む変化が大流行の手法。
過激に仕掛ける必要が迫られており、黒番はより激しい打ち方が求められているようだ。
本ブログではこちらに簡明策を紹介しましたが、まだまだ解明されてない変化が多い。

 5位「シマリの復活」


黒1のシマリはAI・絶芸が良い戦術と評価したことにより、打たれるようになった。
数年前は重複形にされると見られ、A~Cとシマる工夫を余儀なくされていた。
AIの評価が人間界の流行に大きく影響することを改めて示した。

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