囲碁AIの活用手引

 複数の囲碁AIを活用

今回は囲碁AIを活用する大雑把な手引きをまとめました。
まずは、オープンソースとして公開された代表的な囲碁AIの特徴を見ていこう。
それぞれの特徴を掴むことで「どの局面で使うべきなのか」見えてくるはずだ。
下記に代表的なAIの特徴をまとめたので参照ください。

勝率の振幅 候補手の数 読み シチョウ 備考
ELFOpenGo 極端に大きい 少ない 読みの精度が高い
LeelaZero(40block) 小さい 多い 候補手が多い
Minigo 小さい 多い 人間の感覚に近い
Katago 小さい 中間 目数表示が可能

上記のAIは比較的入手しやすく、容易に使えるものである。
それぞれ長所短所があるので、AIを使い分けて短所を打ち消す使い方が有効だ。
一つのAIに絞って使うのも悪くないが、高度に取捨選択できる実力が要求される。

さて、具体的にどのように使い分けるべきか。
例えば、ELFOpenGoは読みの分野で他のAIよりも優れている場合が多い特徴がある。
石が入り組んだ局面ではELFOpenGoの候補手を参照し、Minigoで勝率を確かめる要領。
こうした長所を使い分けることで、より精度の高い候補手や勝率を見極められる。

 探索数100万回が基準


「どれくらいの探索数で信用できるか」に対して「100万回以上」必要だと考えている。
経験則に基づくものだが、数十万回程度では最善と考えられた手が変わるケースがあった。
勝敗に直結する大きな変更があり、高いレベルで競うプレイヤーは看過できない問題だ。

しかし、100万回以上の探索数を普通のパソコンで稼ごうとすれば約1日かかる。
GPU搭載の高性能パソコンであれば、それが数十分、数分で稼ぐことも夢ではない。
もちろん、最低10万円以上の支出は覚悟しなければならないが、投資する価値はあるはず。
AIで研究する環境があるか否かで、スタートラインが全く異なると言って良いだろう。

「編集後記」
いろいろな話を一度にまとめようとして、今回説明不足が多そうですorz
また今度、数回にわけてわかりやすい記事を書いていこうと思います。

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コメント

  1. ヲー より:

    もう少しAIのオススメの使い方を教えていただきたいです。確かに表の特徴は私も使っていて同じように感じます。序盤など石が離れている場合は、leelazero、接触戦だとelfという感じで使用するのでしょうか? するとminigoの用途が分かりません。
    私は、leela zeroの15bのみで検討しているのですが、okao様からするとなにか欠点をご存知だったりするのでしょうか?

  2. okao より:

    大抵のAIは極端に数値の上下がありますが、minigoは比較的人間に近い形勢判断をするのでオススメです。ただ、それぞれ使い分けるのは「序盤中盤終盤などで分ける」のでなく、「どの局面で何を見たいか」によって変えれば良いということです。また今度、時間がある時にその辺の記事を書いていきたいと思います。