三々定石難解形の備え

 テーマ図「配石の活用が鍵」


三々定石の難解形に備えて、黒1の向きでシマリを打つのがポイント。
白2の三々入りには黒3、5と難解形を真正面から受けて立てるのが黒の強みです。
この定石は全局的な配石に影響されるため、こうした対策を立てられます。

 推奨図「厚みの無力化」


黒1と右上隅にプレッシャーをかけるのは当然の一手。
白2から6と切られますが、黒7と動き出して助け出す進行を目指します。


白8には黒9、11と応じて三々定石の難解形へ進んでいきます。
白16に黒は様々な対応がありますが、一本道の簡明な変化を選んで十分な戦果を得られます。


黒17から23と右側の活路を求める進行を選ぶのがわかりやすい。
次に白Aとカケツぐのは黒B以下で外周を厚くされて白不満です。(参考図を参照)


白24の切りを入れる相場ですが、ここで黒25のハサミツケが好手になります。
黒27まで、右辺の交換により黒の手数が伸びるので、攻め合いは黒一手勝ちです。


白は右上を取られる代償に、白28から30と抜くのが定石手順です。
白Aと大場に走りたいですが、黒B以下と右辺を攻められながら地を稼がれて白不満。
かと言って、白は右辺の構え方が難しく、次の一手が悩ましい局面となっています。
一方、黒は確定地を稼いでいる上、相手の出方を見て打ち進める指針がはっきりしています。

 参考図「包囲網の形成」


前図の進行を避けるため、白1とカケツぐなら黒2と断点を守るのが好判断。
白3と取りにくるなら、黒4と右上を捨石に外回りを厚くすれば黒満足な展開。
また、状況を見て黒A、白B、黒Cと粘る手段も残っており、白気持ち悪い格好です。

 まとめ


以上より、この配石では黒2、4には白5と簡明に受けるのが相場となります。
右上の形は右上隅へ様々な狙いや利きがあり、この形で打ち切り大場に走りたいところ。
例えば、白Aには黒B以下の手段などの選択肢があると、対応の幅が広がるからです。
本図の進行の実戦例が大半ですが「なぜこの進行が相場なのか」知って損はないはずです。

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