「国際AI囲碁協会」設立

AI活用により碁界発展に寄与

11月29日に株式会社アンバランスが「国際AI囲碁協会」を設立した。(参照はこちら)
AIの活用により囲碁普及や棋力判定、棋士育成サポート、大会活用など為すのが目的という。
この会社は「最強の囲碁」などの実績があり、便利なツールを提供してくれるに違いない。
どのように世界に存在感を示していくのか、今後の活動にも注目していきたい。

 棋力判定システムの開発

注目すべきものは、AIによる独自の「棋力判定システム」を開発している点だ。
棋力判定として連想されるのは、認定問題を解いて総得点により判断するもの。
ただし、碁は総合力が問われるゲーム、大きな誤差が生じるのはいうまでもない。
その点、頂点であるAIを基準とすれば、そうした溝が解消される可能性が生まれるからだ。

 取捨選択か、新手法の模索

ただ、越えなければならない問題は「どのように判定するのか」ということだ。
従来の方法(認定問題を解くなど)では精度を上げても、大きな差が生じる可能性が残る。
また、実戦経験を基準にするなら、大手のネット碁サイトを見れば大方解決されるだろう。
両方を実施すれば正確な判断に近づけるが、今度はユーザーの手間が大きくなってしまう。
どの方法も長所短所があり、どのように取捨選択するか、新しい方法を模索するかが鍵だ。

 世界共通の棋力基準

大きな問題はあるものの、将来的には世界共通の棋力基準につながる可能性を秘めている。
もし、人間界の棋力判定が達成されれば、ソフト打ち判定に対し根拠を示せるかもしれない。
難題がある分野だが、AIの正の要素で負の要素を払う夢のある話なので期待したいところだ。

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