第21回農心辛ラーメン杯世界最強戦―第8戦

連勝最高記録タイ

11月25日に韓国・釜山で「第21回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦」の第8戦が行われた。
中国の杨鼎新九段が韓国の申真谞九段に勝利し、連勝最高記録である7連勝に並んだ。
明日の第2ラウンド最終戦には日本の命運をかけ、井山裕太九段が出場する。(こちらを参照)

中国 柯潔九段 杨鼎新九段(7連勝) 芈昱廷九段 范廷钰九段 謝爾豪九段
韓国 朴廷桓九段 申真谞九段 金志锡九段 李東勲九段 元晟溱九段(1勝)
日本 井山裕太九段 山下敬吾九段 村川大介九段 一力遼八段 許家元八段

日本が第2ラウンド突破なるか、杨鼎新九段が連勝記録を更新するか、大一番となった。
今年の世界戦は一力遼八段が夢百合杯8強入りしているが、依然日本は苦戦が続いている。
明日の決戦では、数々の修羅場を乗り越えてきた井山九段の奮闘に期待したい。

 局面図「現代戦術の開幕」


黒番は申真谞九段、白番は杨鼎新九段です。
白1の肩ツキに受けず、黒2と様子を見ていく現代的な手法で開幕します。
互いに相手の出方を見て後の打ち方を決めたいため、こうした打ち方が増えています。


白3には黒4と受けていくところ。
白5から9と分断されて、黒収拾つかない格好に見えますが――、


黒10、12と整形するのが手筋。
白は左下に傷が残っているため、白13から15と手を戻すのが相場です。
黒22まで、模様を消して黒成功に見えますが、この先に杨鼎新九段の構想がありました。


白23から27と左下の黒の眼形を奪いながら、下辺を占めるのが厳しい着想でした。
黒28と守るなら、白31から33と左辺も大きく囲って白好調な展開です。
左下の黒は攻めの標的となっており、その後の打ち方が悩ましくなっています。
結果、白中押し勝ち。

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