第21回農心辛ラーメン杯世界最強戦―第6戦

杨鼎新九段、怒涛5連勝

11月23日に韓国・釜山で「第21回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦」の第6戦が行われた。
中国の杨鼎新九段が韓国の李東勲九段に白番1目半で勝利し、5連勝を達成した。
連勝ボーナス3000万ウォン(約280万円)を獲得、以降連勝する度に増額される。
明日の第7戦では、日本の許家元八段が出場する予定だ。(こちらを参照)

中国 柯潔九段 杨鼎新九段(5連勝) 芈昱廷九段 范廷钰九段 謝爾豪九段
韓国 朴廷桓九段 申真谞九段 金志锡九段 李東勲九段 元晟溱九段(1勝)
日本 井山裕太九段 山下敬吾九段 村川大介九段 一力遼八段 許家元八段

本棋戦の最高連勝記録は、2016年の中国・范廷鈺九段の7連勝である。
その時は中国の8勝1敗という圧倒的な結果を示し、各国を寄せ付けない実力を証明した。
21歳の杨鼎新九段がどこまで連勝を伸ばすのか、誰が止められるのか、注目していきたい。

 局面図1「連打の価値」


黒番は李東勲九段、白番は杨鼎新九段です。
白1のハサミに受けず、黒2と上辺を補強する足早な石運びを選択。
ただ、白3から9と先手で受けられた後、白11と右辺を制されたのが大きく白十分な展開。
右上の白の助けにも働くため、連打の価値が見た目以上に大きいようです。

 局面図2「正確な打ち回し」


黒1とコウ争いを仕掛けたが、黒3に受けず白4と解消するのが好判断。
次に黒Aの二子取りで下辺の白が痛むように見えるが――、


黒5に白6、8と左辺を占めるのが機敏な石運びでした。
下辺の白を捨てて、白は右辺を制すと同時に左辺を占めて白優勢は明らかです。
その後も隙のない打ち回しを見せ、杨鼎新九段が5連勝を達成しました。
結果、白1目半勝ち。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする